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じんラボ プレイバック【第4回】
夏を迎える前におらさい! 透析患者さんの「水分補給」と「熱中症対策」

2020.6.15

文と構成:s.yuri

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『じんラボ プレイバック 〜お役立ちコンテンツのまとめ』

これまで「じんラボ」では腎臓病・透析している方や医療従事者のために、腎臓病や透析に関する基礎知識やサポート情報などのさまざまな情報を発信してきました。それらを「病気の基礎知識」や「病気の進行を抑えるための工夫」「生活でのお役立ち情報」といった新たなテーマと切り口で集約・再構成し、改めて皆さまにお届けします。

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第4回は、夏に気をつけたい水分補給と熱中症対策に役立つ記事の紹介です。
日ごろから水分管理が欠かせない透析患者さんにとって、厳しい暑さが襲う夏はとても辛いもの。夏になると頻繁に聞かれる「こまめな水分補給」と「適切な塩分補給」は、透析患者さんが行うと体調が悪化してしまう可能性があるため、個人個人が体調やライフスタイルに合わせて水分補給し、時には主治医へ相談するなどして、無理なく夏を乗り切ることが大切です。そこで今回は、本格的な夏を迎える前に、水分補給のポイントや熱中症対策について取り上げます。


1. 透析患者さんと水分の関係

普段は水分の排出が難しい透析患者さんも、夏場は脱水症状を引き起こすリスクが高まります。特に、年配の方は喉の渇きに気づきにくくなるため、水分摂取量が減ってしまいます。

透析患者さんが脱水状態になると、めまいや食欲不振といった症状だけでなく、a閉塞、脳梗塞、心筋梗塞を起こす恐れもあるため、大量に汗をかく夏場は適切な水分補給が重要です。しかし、水分を摂りすぎるとむくみや心臓への負担増につながるので、適切な水分摂取量を把握しましょう。

自分の適切な水分摂取量を把握するには、まずドライウェイトを知ることが大切です。

水分管理のポイントとしては、以下の4つが挙げられます。

  • 水筒を使って飲める量を把握する
  • 冷えたものではなく常温の水を飲む
  • 氷を舐める
  • うがいで喉を潤す

こちらのじんラボリサーチの記事では、水分管理方法をはじめとした様々な自己管理の工夫について117人の透析患者さんに伺いました。皆さんがどのような工夫をされているのかチェックしてみてください。

自己管理に関して数々の記事を執筆いただいているアスペクト比Pさんは、過去に脱水によるシャント閉塞を経験されています。本人の経験談や気を付けるべきポイントが示された記事をご紹介します。


2. 塩分管理

透析患者さんの1日あたりの塩分摂取目安量は、6g未満とされています。これは日本人の1日平均食塩摂取量のおよそ3分の2にあたる量です。
塩分を摂りすぎると血中ナトリウム濃度が高くなり、体内の塩分濃度を調節するために喉の渇きを感じます。水分摂取量が気になる方は、塩分を控えた食事を心がけることが大切です。

こちらのじんラボリサーチの記事では、腎臓病・透析患者さんの食事療法への取り組みを調査しました。おすすめの減塩対策や皆さんの困りごとなどをご覧ください。

自炊と外食、双方の減塩に着目した記事です。日々の減塩が大変だと感じられている方、この記事を参考に楽しみながら減塩してみませんか?

塩分摂取量と体調の関係性についての記事です。体験談ですので、具体的な減塩方法だけでなく体調の変化も知ることができますよ。


3. アルコール飲料

カンカンと日差しが強くなる夏は、お酒が格段においしくなる季節です。仕事に汗をかき、終業後はキンキンに冷えたビールをたっぷり…といきたいところですが、透析患者さんはアルコール摂取で気をつけたいポイントがあります。

お酒が好きな方、なかなか休肝日を作れないという方はぜひこちらをチェックしましょう。


4. 夏バテ対策

夏場は水分摂取はもちろん、栄養が偏りがちなので夏バテにも気をつけたいところ。しかし、夏に食べたくなる蕎麦や中華麺にはリン、スイカやトマト、枝豆などにはカリウムが豊富に含まれているので、献立に困る方もいるのではないでしょうか。

こちらの記事では、夏の食卓の工夫をご紹介しています。夏バテに負けない体力作りのためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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s.yuri

s.yuri
じんラボのライター。大学卒業後、地元紙で主に教育や警察、司法、スポーツ、地域ネタを追いかける社会部記者として働き、その後夫の転勤に伴いゆるいフリーランスでライター・編集者として活動してきました。
学生時代から医療福祉に関する執筆に関わりたいと思っていたのが、十数年の時を経てじんラボでご縁をいただました。透析や腎臓病の勉強を重ね、少しでも元気の出る情報をお届けします。

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