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【第3話】ネガティブ高校生

2015.1.29

文:オルカ

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【2014.06.04 掲載】

最近は水曜日に、「パープー♪」と、 昭和を思い出させるお豆腐やさんが、ラッパを吹いてやってくるのを、待ち構えているオルカです♪
お高いけれど、美味しいのです(^^)

イメージ

さて、恒例の連載第3話「ネガティブ高校生」です♪

札付き中学生になったお陰で、痴漢が寄り付かなくなったことだけは良かったと思う(笑)
中3になって高校へは行きたいと思い、なんとか山手のプロテスタントの学校へ行ったのだけれど、最初からなんとなく馴染めずにいた。
小学校のときの一人ぼっちの感覚から仲間の存在を感じられた中学を経て、再び「太平洋一人ぼっち」の感覚が蘇ってきたのだった。

自分では更生したつもりだったけど、見た目(顔つき?)が派手な私は何かと教師から目をつけられるようになっていた。

オルカは、天然パーマなのだけど、それも派手に見える理由だったのかもしれない。 これはまったくの濡れ衣だったのだけど、ある教師から
「オルカが『本当は、くせ毛じゃないのに学校には、くせ毛って言ってるんだ』って言っているのを聞いたぞ」って言われたり…。

友人の上履きをほんの一瞬借りたら(私は借りたつもり)、教師からどろぼう扱いされて、授業が受けられず反省部屋みたいなところで聖書を読まされたり…。

一番ショックだったのは、友達と学校帰りじゃなく一回家に帰ってから繁華街をうろついていたら、生活担当の教師が張り込んでいて捕まり(何も悪いことしてないのに)、その教師が担任教師に電話して「オルカと一緒だから注意が必要だ」と言っているのを聞いたときだ。
それから、その友人が離れていってしまったのだ(:;)

中学のときは、先生の方が私に関わってくれたように感じたんだけど、高校では、私の人格を全否定されているように感じた。

今思うと私はいつも黙っているから、先生の方も、もしかしたら恐怖だったのかもしれない。

自分が誤解されたら言い訳したり、わかってもらうための努力をしなければいけなかったのかもしれない。

でも、そのときのオルカは、それができずひたすら内にこもっていった。

そして自分の居場所がないと感じるようになったオルカは学校を辞めたいと思ったけれど、当たり前だけど家では許してもらえず、兄からは「坊主にして、ストレートのかつら被って学校へ行け!」と言われ、あやうく坊主にさせられるところだったのだ(笑)

ある日オルカはガスをつけっぱなしにして眠りについた。
もうこのまま永遠に目が覚め無ければいいな〜と思いながら…。

なぜかその日に限って、早めに帰ってきた兄が慌てて窓を開けている光景が記憶に残っている。
いつものように長い説教が始まったのか?
それとも殴られたのかは、記憶にないのだけど

その後、兄と一緒に関内のハングリータイガーに行ったことが記憶に残っている。
ずっとろくなもの食べてなかったから、死にたいと思っていたはずのオルカはしっかり完食したのだった(笑)

だからハングリータイガー(神奈川県しかないかも)は想い出の味だ。

この事はもしかしたら両親に心配かけないように、兄の胸の中だけにしまっておいたのかもしれない…。

その後は高校を自主退学し、1週間ぐらいで家にいるのが辛くなったので床屋で働き出したのだった。

それでは、次回は、オルカは床屋の看板娘♪

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オルカ

オルカ
30代前半で透析導入して、透析中に読んだ本がきっかけで心理カウンセラーを目指し39歳で一念発起。
再び高校へ通い心理系の大学を卒業した後、カウンセラー養成講座を経て49歳のときに念願のカウンセリングルームOruka’s roomを開設しました。ブログを書いてます。

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