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【第13話・最終回】一人でやっていけるかなぁ〜?

2016.1.25

文:オルカ

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【2014.10.07掲載】

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41歳から大学へ行き、腎臓移植そして移植腎の摘出。そして両親の死と学業もプライベートもてんこ盛りの密度が濃い大学生活が終わり、バーンアウトなのか心にぽっかり穴のあいたような寂しい気持ちに浸っていました。

しかし「あ(;´∀`)、グズグズしていられない。早く次の手を考えなくちゃ」と、産業カウンセラー養成講座に通うことに決めました。

産業カウンセラー試験には実技と学科があるのですが、養成講座に通えば実技試験が免除になるものと思っていました(大学の同級生が1年先に卒業していて、養成講座に通った人はみんな免除になっていたので)。

ところが私は免除にならず、初回の産業カウンセラー試験はなんと学科と実技の両方とも落ちたのでした(TT)

今思うと「ここで落としてくれて神様ありがとう」だったのです。
なぜかというと悔しくって、悔しくって猛勉強できたからです。

分厚いテキストのほぼすべてをレコーダーに録音して、透析中や運転中や家事など、聞いていられる時間のすべてを録音した自分の声を聞いて過ごしました。

実技の方は、ありがたいことに養成講座のメンバーが自分たちの試験が終っているにも関わらずロールプレイに付き合ってくれたり、大学の勉強仲間や多くの友人たちに付き合ってもらったり、またブログを見ていてくれる皆さんの応援もあって、今度はなんとしても合格しなければならないという思いで再チャレンジしました。

これでダメならカウンセラーにはなるべきではないのかも知れないと思っていましたので、合格通知を見たときは「私は、カウンセラーになってもいいのだ」と何か目には見えないどこかからの許しを得たように感じました。ただこの時はまだ遠い夢のような話で、具体的な計画も何もありませんでした。

プライベートでは、移植したあたりから夫婦関係のほうがギクシャクしていました。ある日、情緒不安定だった私がずっと帰ってこない元夫に対してこちらを振り向いてもらいたくて、通帳と印鑑を家に置いて家出をしたのをきっかけに夫婦関係が氷つきだしました。

兄にも離婚を反対されていたし、私自身も一人では精神的にも経済的にも生活できないだろうという不安と、一方でこのままの結婚生活を続ける虚しさとの葛藤でずっと悩んでいました。

そして安定した生活を捨てて、どうなるかわからない未来のほうを選んだのでした。

「さぁ、これからどうやって生活していけばいいのだろう!! 」

とりあえず、どこかに就職するためにも役立つものと思い、離婚した翌年の1月から職業訓練校でパソコンを習い始め、同時期に産業カウンセラー試験を受けて、その年の3月に合格通知がきました(^0^)

そして心理職の就職先をハローワークで探しました。障害者枠でも探してみましたがまったく見つからず、これまたどうなるか分からないけれど、やってみなければ分からないということで、石橋がなくても渡ってしまう無謀な私は、メンタルカウンセリングのOruka's roomを開設してしまいました。

考えたら私には計画性なんてありませんでした。だけど、ずっと心の中に描いていた漠然とした夢に向かって少しずつ進んでいるだけでしたし、これからも夢に向かっていくのでしょう。

まだまだ、夢の途中で何も成し遂げてはいませんので、どうぞこれからも未熟な私を応援していただけると嬉しいです♪

みなさん、長期にわたりオルカの自叙伝にお付き合いいただき、本当にありがとうございましたm(__)m みなさんのお陰でモチベーションを保ちつつ最終回を迎えることができました。

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オルカ

オルカ
30代前半で透析導入して、透析中に読んだ本がきっかけで心理カウンセラーを目指し39歳で一念発起。
再び高校へ通い心理系の大学を卒業した後、カウンセラー養成講座を経て49歳のときに念願のカウンセリングルームOruka’s roomを開設しました。ブログを書いてます。

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