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全国透析施設めぐりの旅3 福島編
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2013.9.20
震災について学んだ1日目
初日の大きな予定は2つ。
すずきクリニックのお部屋をお借りして福島県腎協の岡部事務局長にインタビューをさせていただくこと。 そして、夜は鈴木院長他クリニックのスタッフの皆さま、クリニック患者会の方を交えての懇親会です。
晴天の中、朝9時に自宅マンションをスタート、ガソリンを満タンにしていざ出発です。
高井戸から首都高速を経由し常磐道に入りました。途中「中郷SA」で休憩を取りましたが約3時間半のドライブで福島県いわき市の「いわき・ら・ら・ミュウ」に到着しました。
飲食店や海産物店、お土産屋さんが数多く立ち並んでいます。
私たちはまず腹ごしらえです。
私はこちらで水揚げされたというカジキマグロの「カジキソースカツ丼」。妻は海鮮丼をたのみ、窓際の席で海を眺めながらのんびりいただきました。 「カジキソースカツ丼」は2枚重ねになっていて、目の前に現れた時はそのボリュームに圧倒され、「食べられるかな…」とちょっと心配にもなりましたが、サクサクとして歯応えもよく美味しくて完食しました。
ちょっと遅めのランチを終え、海沿いを北へ走り、まずは「塩谷崎灯台」に立ち寄りました。
ここは美空ひばりさんの歌「みだれ髪」の舞台となった場所です。
ひばりさんの写真や記念碑があり、人が近づくと「みだれ髪」の曲が流れるようになっています。
しかしながら、目的の灯台はさきの震災で壊れ、現在は補修工事中で入ることができなかったので、離れたところからの撮影だけとなりました。
そしてさらに海沿いを北上し、四ツ倉に向かいました。
予想はしておりましたが、その途中では震災時に発生した津波の被害が・・・。
何もないこの地をパッと見た瞬間には、不謹慎ながら元々何もなかったかのように見えてしまいましたが、家の土台がそこかしこに残っていて、元々家があったことはすぐに分かり、またその被害が痛々しい姿のまま残っている家もありました。
実際に震災による被害を目の前にし、妻と二人で手を合わせました。
程なくして「道の駅 よつくら港」に到着。
「道の駅」への寄り道はドライブ旅の醍醐味のひとつです。
周りはまだ津波で受けた被害の復興工事を進めている感じでした。
そして、柱には復興に向けた言葉が書かれたたくさんのタイルがありました。
その後、いわきから磐越自動車道を走り、郡山へ入りました。
ホテルのチェックインを済ませ、すぐさま本日のメインその1であるインタビューのため、すずきクリニックへ向かいます。
ほぼ時間ちょうどに到着!
鈴木院長にもご同席頂き、福島県腎協の岡部事務局長のお話を伺いました。
まずはじめに福島県腎協の活動をお聞きしました。
やはり現在の活動の中心は震災に関することで、賠償の問題、避難者の透析の問題、震災対策等に取り組んでおられるとのことでした。
また鈴木院長より震災時のクリニックでの様子もうかがい、実際に体験された方にしか分からないその時の状況を、医療職側と患者側両方の立場からお聞きできたわけですが、
私も報道等されている範囲では知ってはいましたが、まさに「想像を絶する」とはこのことで、お話をうかがえばうかがう程、本当にとんでもなく大きな震災で、またその影響は未だに様々な面で残っていることを実感しました。
そしてインタビュー後はクリニックを出て、メインその2の懇親会です。
こちらでは、すずきクリニックから鈴木院長と技士長、事務の方、そしてクリニック患者会の次期会長が来てくださりました。
お店の名前が「魚のもり」というだけあり、美味しいお魚が沢山!
そして、美味しい日本酒も☆
鈴木院長と妻のペースにはついていけず、私は文字通り「周回遅れ」。
マイペースでチビチビと飲みました(笑)
食事中も鈴木先生がタブレットで様々な写真や資料を見せてくださり、透析談義にも花が咲き、本当に勉強になり、また楽しい時間でした。
また、食事に関してひとつ勉強になったことがありました。
写真にもある、「鮎の燻製」をいただいたのですが、鈴木先生がこの時「これはリンが高いから、今(鮎を食べた直後)ホスレノールを服用した方がいいよ。」とおっしゃったのです。
知識として「魚の干物」は、リンが高いということは認識していましたが、「ホスレノール」はいわゆるすべての食事が終わってから「食後」に服用するものだと思っていました。
今回の「魚の干物」に関わらず、もちろんその薬の効果・飲み方には個々留意したうえでということですが、特に気を付けるべき成分が入っているものを食べた時は、その直後に服用するなど、フレキシブルに対応することも大切だと教えていただきました。
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