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看護師さんに聞く! 透析看護の現場【2】
2014.5.20
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透析医療の現場は、医師、看護師、臨床工学技士、管理栄養士等さまざまな専門家によって支えられています。
その中でも、患者さんにとって最も身近な透析看護師さんとは、いったいどのようなお仕事なのでしょうか?
透析看護のお仕事内容について、4人の看護師さんにお話をうかがいました。
2人目は、透析療法指導看護師を取得し腎内科クリニック世田谷で師長として活躍しているK.Tさんです。
腎内科クリニック世田谷
師長
透析療法指導看護師
K.Tさん
移植医療をきっかけに透析看護師に
もともと移植医療に携わりたいという思いがあったので、看護師になった当初から透析に関わってきました。泌尿器科の移植病棟を経て透析医療に携わって25年になります。
さらに透析看護に精通するために資格を取得
先輩が取得されていたので自分もチャレンジしてみようと、3年前に透析療法指導看護師の資格を取りました。正看護師にしか取れない資格で、2014年5月現在1,122人います。
患者さんに対しては熟練した知識と技術で看護ができ、他の看護師に対しては指導・相談・支援できる能力を持つのが透析療法指導看護師です。
熟練した知識と技術とは、透析療法において個別的ケアの実践と評価ができ、安全で安楽な治療環境が提供でき、患者の長期療養生活を効果的に支援できること等です。
取得したことで、資格手当をいただけることはもちろんですが、やはり患者さんからの信頼が得られることが大きいですね。
今後は後進の育成、管理者となるべき人材育成に力を入れていきたいと考えています。
資格と経験を活かした看護での2つのやりがい
資格と経験を活かして患者さんへアドバイスや指導をしておりますが、それを受け入れてくれた患者さんの状態が良くなった時にはとてもやりがいを感じます。
また、職場の雰囲気も良く、スタッフそれぞれが強みを発揮して頑張っているので、師長としての仕事もやりがいがあります。
子育て中でも働きやすい環境
透析施設での勤務は、子育てをされている方など時間的制約がある方でも基本的に決まった時間に帰れるので、一般病棟等での勤務に比べ働きやすい環境です。
これから透析看護師を目指す方へのメッセージ
ぜひ「看護理論」をしっかり勉強してきて欲しいと思います。学生の時は試験のためだけの関わりだったかも知れませんが、現場に入ってからこの「看護理論」はとても有用で大切なことになります。
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