じんラボ所長室腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのための じんラボ
全国透析施設めぐりの旅2 島根編
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2013.6.30
第2回は、もりだくさんの島根県/松江です。
「全国透析施設めぐりの旅」2回目は、前回のしもかどクリニックの下門清志院長からのご指名で、まだまだ寒い2月末に島根県松江市にある「松江腎クリニック」にうかがいました。
草刈万寿夫院長のことは、松江腎クリニックの掲示板等ネット上では存じ上げていたのですが、まだ面識のなかった先生へのご連絡は若干緊張しました(汗)。
訪問クリニック
医療法人松江腎クリニック
院長 | 草刈万寿夫(くさかり ますお) | |
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所在地 | 〒690-0884 島根県松江市南田町110 TEL:0852-59-3800 FAX:0852-27-1030 http://www.hdf.jp/ |
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ベッド数 | 42床(ベッド42、椅子0) 個人器 1床 |
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一般外来 | 9時30分〜11時30分(月〜土) | |
透析時間 | 月・水・金 3クール
|
クリニックの透析方針・特徴
- HDFを基本に
- 血流量、透析時間も最大限確保
- 無酢酸透析液を基本に
- 希望が有れば週4回も積極的に
好きな言葉
「冬は必ず春となる」
腎臓病患者さん・透析患者さんへの一言
- 生を謳歌して、人生を全うして頂きたい
- 可能な限り社会へ還元を
- きちんと治療すればほぼ普通の生活ができる事を認識して望みを持って頂きたい
透析医療に携わる医療者へのメッセージ
現在の日本平均の透析量はまったく不十分である事をきちんと認識して頂きたい。
「じんラボ」へのメッセージ
透析患者へ正しい知識を普及させるために大いに活動してください。
ご紹介いただいた次回の訪問先
福島県郡山の援腎会すずきクリニック
これからの透析医療は
「高齢者対策が急務でしょう。」
地域の患者会
島根県腎友会
〒690-0061 島根県松江市白潟本町43 STICビル3階
松江市市民活動センター内
TEL:0852-28-4445
E-mail:shimajin@amber.dti.ne.jp
島根県腎友会の活動の特色
「楽しくなければ患者会じゃない」
年1回、患者と家族が集まりフリートークをする会を開いたり、月1回は会長自ら相談を受ける日を設けています。
また、先日の総会では終了後に落語を聞く催しも開催。
稲田会長は「笑い療法士」の資格を持ち、会でも「笑い」の持つパワーを大切にしています。
透析患者さん、家族へのメッセージ
時間はかかりますが、まず現状を受け入れ勉強をして考えましょう。
しっかり働き、しっかり遊び、いっぱい食べ、しっかり・いっぱい透析をする。
なってしまったことはしょうがない、笑って楽しく過ごしましょう。
感謝の気持ちを忘れない(人は一人では生きられないのです)。
透析医療に携わる医療者へのメッセージ
患者さんは、時間と労力とお金をかけ、それでも生きるために頑張って通院しています。
その努力と思いを感じてください。
「じんラボ」へのメッセージ
患者さんが長生きできるためのヒントだったり、よりどころとなればうれしいな。
島根県の魅力
神々の国といわれ、歴史があり、海が近く、空が広いところ。
時間がゆっくり流れていて良い意味で何もないところ。
温泉も魅力のひとつ。
島根県腎友会より
私たち島根県腎友会は、「楽しくなければ患者会じゃない」
「なるようにしかならんぞ」を合言葉に活動しています。
>>次ページいざ、神々の国出雲へ
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