じんラボ所長室腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのための じんラボ
全国透析施設めぐりの旅6 京都編
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2014.12.1
第6回は初夏の京都へ
第6回となる今回は名古屋の「城北クリニック」院長中村中先生からのご紹介で、京都の「京都駅前武田透析クリニック」へ行ってまいりました!
前回の名古屋編の前に打ち合わせで訪れて以来の京都です。今回は駅から出て(笑)、京腎協の皆さまのご協力をいただき、さまざまな観光地を巡ることができました。
訪問クリニック
医療法人財団 康生会 京都駅前武田透析クリニック
院長 | 吉岡徹朗 | |
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所在地 | 〒600-8216 京都市下京区東塩小路町606-3-2 三旺京都駅前ビル6階 TEL:075-351-9200 https://www.takedahp.or.jp/group/clinic/takeda_tohseki/ |
|
診療内容 | 血液透析・腹膜透析・その他の血液浄化療法全般 | |
透析時間 | 月—土 8:30-23:00 午前のクールと午後からのクール 午後からのクールの開始時間は13時から18時まで |
クリニック・院長先生のポリシー
- 患者さん達の信頼に応えるべくベストを尽くすこと。
- 何事にも柔軟な姿勢で取り組む
クリニックの特長
- 充分な透析量、透析効率を確保すること(オンラインHDF、長時間透析、高血流量、高透析液流量、週4回透析など)。
- プライバシーを重視した快適な治療環境の提供による透析治療のストレス軽減。
- グループ内急性期病院と密接に連携した診療体制。
特筆すべきサービス
全床が完全個室またはブース型の準個室構造となっており、プライバシーが確保された空間で快適に透析治療を受けることが可能です。無料の無線LANやDVD機器も準備しています。
患者さんに自分の現在の状態や受けている治療の内容を理解し、関心を持って頂きたいので、ただ検査結果を渡すだけではなく、直近3か月間の時系列検査データと投薬内容、透析条件をまとめ、自分のコメントや方針を加えた月間サマリーと、最新の透析条件カードを毎月新たに作成し、説明しながら配布しています。
土地柄、国内外からの旅行透析の依頼が非常に多く、状況の許す限り全例受け入れています。また、当施設の患者さんの海外旅行の際には、渡航先の施設探し、予約なども行っています。
院長が好きな言葉
明日は変えられる
腎臓病患者さん・透析患者さんへの一言
自分自身のための治療ですから、人任せにせず、前向きな姿勢で主体的に取り組んでいきましょう。
これからの透析医療について
ADL(日常生活動作:Activities of Daily Living)の低下や認知症で通院困難となった高齢の透析患者さんの受け皿や透析の継続に関する諸問題にどう対応していくか、今後ますます大きな問題になっていくと思います。
治療の形態としては、HHDをもっと普及させていくことが必要と考えています。
「じんラボ」へのメッセージ
患者さん自身が自分の治療に参加する姿勢を持っていただきたいと常々思っていますが、自分がどんな透析を受けているのか、どんな薬を飲んでいるのか全く関心がないような患者さんが多いことを、常々残念に思っています。
患者さん自身がCKDに向き合い、知識を深め、情報を共有するこのような取り組みは私たちにとっても大変ありがたい存在であり、発展を願っています。
ご紹介いただいた次回の訪問先
広島県呉市の中央内科クリニックを紹介させて頂きます。
地域の患者会
京都腎臓病患者協議会
住所:〒602-8143 京都市上京区中之町519
京都社会福祉会館4階
TEL:075-801-3383
FAX:075-366-6720
Email:ko@kjk.jp
京都腎臓病患者協議会の活動の特色
イベントや講習会、学習会のポスターやチラシはメディア戦略室で制作していて好評をいただいています。各病院施設はもちろん、駅や民間の施設にも貼られました。 事務局のあるビルの屋上に無線アンテナを設置して災害対策にも力を入れています。 京腎協が先頭に立ち、皆のいい刺激になれるように常にいろいろな分野にアンテナを張っていきます。
透析患者さん、家族へのメッセージ
京腎協の事務局に来られる患者会のみなさんを見ていると、元気に動き回って、おいしく食べて、飲んで、楽しく笑っている人ばかりって感じです。
透析になっても元気に楽しく暮らせるということを患者会で知りました。
CKD患者さんの希望となる透析患者さんにたくさん出会えて嬉しいです!
透析医療に携わる医療者へのメッセージ
透析患者さんが安心して明るく透析生活をおくることが出来ることを提供していただき大変感謝しています。
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします
「じんラボ」へのメッセージ
「じんラボ」が、ますます腎臓病・透析患者さんの心の支えになることを期待しています。
じんラボのスタッフの方々だけでなく、全国の患者さんが一緒に「じんラボ」という場を作り上げていけたら最高だと思います。よろしくお願いします。
京都府の魅力
京都市内は地下鉄やバスがちゃんと走っているので、車がなくても平気です。
でも、外国人や修学旅行の学生が多いので観光地では要注意です。
ランチはイタリアンの店が増えました。夜はおいしい焼肉屋さんやラーメン屋さんもたくさんあるので、体調と相談して楽しんでください。
京腎協の事務局は二条城の隣にあるので、ぜひ一度お立ち寄りください!
京都腎臓病患者協議会
京腎協は京都社会福祉会館の中にあります。
先日、屋上にアマチュア無線アンテナを設置させてもらいました。
アマチュア無線アンテナは災害対策を目的にしているので、活用されることがないように願います。アンテナのある屋上からは「五山の送り火」で有名な大文字山が見えます。
実はもっと良い眺めの場所があるのですが、それは秘密です m(__)m
また、2014年10月12日には「世界臓器移植デー」および「臓器移植普及推進月間」の一環として、臓器移植のテーマカラーであるグリーン色に京都タワーがライトアップ。
ライトアップに合わせて、移植シンポジウムと啓発キャンぺーンを行いました。写真は京都タワーを見上げているところです。
>>次ページ旅のスタート前は講演のお仕事です
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