じんラボ所長室腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのための じんラボ
5月19日『じんラボ_リアル』第1回を開催しました
2013.5.27
こつこつと準備を進めてきた、「じんラボ」としては初めての、まさにオープン記念イベント、題して「『じんラボ_リアル』 理学療法士ゆうぼーの毎日できる生き活き体操!」をさる5月19日(日)に都内で開催いたしました。
数日前から天気は雨の予報でかなり心配しましたが、前日には雨マークは消え、ホッとして迎えた当日は、透析患者さんとそのご家族、そして透析クリニックの医師、技師さん等27名もの方にご参加いただきました。
受付を済ませた参加者の皆さんには、まず問診と血圧測定を受けていただきました。 ケガや体調不良を防ぐためには事前のチェックが大切ですね。
そして、いよいよイベントのスタートです!
最初に所長より、じんラボのオープンにあたって多くの方々にお力添えいただいたことへの御礼と感謝を述べさせていただき、また、改めて「じんラボ」のコンセプトや、6月に福岡で開催される「日本透析医学会学術集会」へ「じんラボ」PRのため企業出展すること等をご紹介し、ゆうぼーにバトンタッチをしました。
今回のイベントのメインは、タイトルにもあるように「体操」です。
ちなみに当日配布した資料はこちらです。
腎臓病患者の運動といっても、
慢性腎臓病(CKD)患者と透析患者では必要な運動は異なること。
本来は「個別性」を重視されるが今回はそれが出来ないので、無理のないようにお願いしたいこと。
が冒頭に説明されました。
所長である私はもちろん、ゆうぼーの正面の席で参加です。
普段は透析時に着ている黄色のスポーツウェアに着替え、気合十分で挑みます。
まずはウォーミングアップから。
肩を回し、足を上げたり下ろしたり。
皆さん、自分の体調を確認するように、ゆっくりと身体を動かしていました。
次に、「セラバンド」というゴムでできたチューブを使って体操の指導が始まりました。
チューブを使用したエクササイズは初挑戦です。
両足の太ももをしばって、広げたり、閉じたり。掴んで伸ばしたり、縮めたり。
立ち上がりの運動も。
休憩も挟みつつ。
黄色と赤のバンドが映えて、みんなでやるとなんかキレイです。
時間の関係で今回は限られたバリエーションの紹介でしたが、いくつものバリエーションが考えられそうです。
また、チューブは色によって強度が異なり、さらに自分で力の入れ具合も変えられるので、個々の状態に合った運動をするにはとても良いと思いました。
まさに「毎日できる」という感じです。
笑いも交えた指導で、あっという間の40分が過ぎました。
休憩を挟んで次は「じんラボ_トーク」の始まりです。
ここからは私所長とゆうぼーとのトークと参加者の方々との質疑応答を交えた時間になります。
食事のこと、運動のこと、そしてどうしたら充実した透析生活を送れるのか?
私の経験をお答えし、また参加者の方々にも貴重なお話をいただきました。
参加された皆さんのエールに包まれているようなあたたかい雰囲気のなか、記念すべき第一回目の『じんラボ_リアル』を無事に終えることができました。
その後の懇親会でも楽しい時間を過ごすことができ、有意義な意見交換をすることができました。
どうぞご期待ください!
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