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楽しみながら自己管理をしてみよう!
〜自分流ノートのご紹介
2018.10.1
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今年(2018年)2月の記事「楽しみながら自己管理をしてみよう!〜自分流ノートづくりのすすめ」で、ピアサポーターの仲間でもある通称ハマーと私の「自己管理ノート」をご紹介しました。
その記事の最後で皆さんに「ぜひご自慢の『自己管理ノート』をじんラボで紹介させてください!」とお声がけしたところ、3名の方からご応募いただきました。ありがとうございます!
というわけで、今回はその3名の「自己管理ノート」をご紹介します。
林大介さん:
医療者とのコミュニケーションのきっかけづくり
林さんは透析に入るまでに、さまざまな病気で入退院を繰り返してきた経験から、10年程前から病状や生活の状態についての記録を始めたそうです。
高血圧症から血圧の上下限の変化が激しかったことから「血圧管理ノート」を数時間おきにつけることから始まり、透析を導入されてからは以下のようなスタイルになったそうです。
とても良いアイデアだなあ、と思ったのは最下部のコーナーです。
この時は「【東上線珍百景】朝のお客さん」と題し、電車に乗ってしまったスズメの写真が掲載されています。なんだか和んでしまいました。
地域の話題をトピックとしてこのスペースに掲載しており、看護師さんにも好評を得ているそうです。医療者とのコミュニケーションのきっかけとしてとてもいいですよね!
CHIN BUNKIさん:
暮らしの様子がわかるライフログ
こちらは天候に始まり、行動、食事と1日の生活全般を記録している、言ってみれば「ライフログ」とも言えるもので、暮らしの様子がとても良くイメージできます。
ポイントは、「体重管理と毎食のカロリー計算」とのこと。
私がイメージをしていた「自己管理ノート」は血圧や体重、検査結果を記録するものだったので、治療に関することだけでなく、何があったのか日記のように記録しておくこのようなタイプは目から鱗でした。
ア太郎さん:
推移が一目瞭然、電子カルテも顔負けの完成度
最後にご紹介するのはア太郎さんの自己管理ノートはかなり緻密ですね!
日付下の「HHD」という記載でお分かりのとおり、ア太郎さんは在宅透析をされています。
ここまで詳細な記録の自己管理表を私は初めて見ました。週5回の在宅透析中の透析条件や血圧、そして検査結果まで。
PCスキルをお持ちだからこそと思いますが、施設で使用している電子カルテも顔負けの作り込みですよね。いやあ、スゴイ!
継続に必要なのは楽しむこと
今回は3名の方に自己管理ノートをご紹介いただきました。
皆さんそれぞれに特徴があり、個性を活かしてさまざまな工夫をされていますよね。
林さん、CHIN BUNKIさん、ア太郎さん、ありがとうございました!
自己管理ノートの目的はもちろん自己管理のためですが、医療者とのコミュニケーションのきっかけになる可能性を秘めていることも新鮮な気づきでした。
そして自己管理を継続するために必要なのは、やはり「楽しみながらやる」ということでしょう。
じんラボの透析管理Webアプリ「とうせきくん」をご活用いただくことはもちろん、これらを参考にしつつ、ぜひ皆さんも自分が継続しやすい形で「自己管理ノート」を作ってみてはいかがでしょうか。
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