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シャントは大切な相棒! 〜日常生活での守り方

2019.7.8

文:じんラボスタッフ

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透析患者にとってシャントはもう1つの「命」であり大切な「相棒」です。管理が不十分な場合、その分シャントの寿命は短くなります。さらに、シャントに不具合があると血液透析を受けられないこともあります。
相棒と末永く仲良くしていくための具体的な日々の自己管理をまとめました。


1. シャントを毎日観察する

皮膚病変や傷や腫れがないかよく「視る」、異常がないか「触る」、血流(シャント音)を「聴く」、「腕を持ち上げる」といった観察を行うことで、シャントの流れと狭窄(静脈が細くなること)部位が大体わかります。日々の習慣にしましょう。

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2. シャントを正しく使う

同じ場所ばかりを穿刺するなど、シャントにダメージを与えないように気をつけましょう。透析後はきちんと止血しましょう。

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3. シャント側の腕の負担や圧迫を避ける

シャント吻合部は通常腕時計をする位置になります。長い時間血管を圧迫してしまうと血液が滞り、血栓(血の塊)ができ、シャントが閉塞(血管が詰まってしまうこと)するかもしれません。日常生活でシャント肢に圧力がかかる以下のような行為や活動は避けましょう。

シャント吻合部
  • 血圧を測る(血圧測定のカフを巻く)
  • バッグをかける(重いものをさげる)
  • 腕時計を付ける
  • ぶつける・叩く
  • 腕枕
  • 長い時間肘を強く曲げる
  • 激しいスポーツ
  • 満員電車に乗る
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高齢の患者さんが透析が終わってから着けた止血ベルトを外すタイミングが分からず、次の日までそのままベルトを着けっぱなしにしたことが原因でシャントに血栓ができ、シャント閉塞になって緊急の再建手術を受けたという話もあります。

止血時の圧迫にも注意が必要です。止血の圧迫は、血液が漏れない最も弱い圧迫が望ましく、強く圧迫しても早く止血できるわけではありません。スリル(皮膚の振動)を感じる程度の弱い圧力で十分です。ただし、血液が漏れないよう完全に止血できる程度の圧力は必要です。


4. 清潔を保つ

血液透析では太い血管に爪楊枝程度の太さの針を刺します。その穿刺部から感染すると、血液内に入った細菌が全身に回る「敗血症」になる可能性があります。 シャントの感染予防はとても大切です。

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止血に使った絆創膏やテープ等は翌日には必ず取り除き、穿刺部からの出血をそのままにしないなど、日頃から皮膚の状態を良好に保つことを心がけましょう。
また、穿刺部が濡れることにより雑菌や水分が侵入してしまうリスクがあるため、透析後の入浴やシャワーなどはできるだけ避けるほうが良いとされています。


シャントを長持ちさせる秘訣

シャント専門医の「飯田橋春口クリニック」春口洋昭先生は「車検のように定期的に専門家に診てもらうこと」が秘訣だとおっしゃっています。
「日々の自己管理」と「専門医による定期的な診察」がとても大切です。何か気になることがあったら、まずは通院している透析施設の主治医に伝え、すぐに診てもらうことでトラブルを防ぎましょう。

「大切な相棒の自分のシャントは自分で守る」という意識を持って、シャントを大切にしてください。

春口先生に連載執筆いただいた「シャントのお悩みここで解決! 自分のシャントをよく知ろう!」もご覧ください。

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