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楽しみながら自己管理をしてみよう!
〜自分流ノートづくりのすすめ
2018.2.19
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皆さんは、検査結果や血圧・体重、服用薬等、自己管理の記録について何か工夫していますか?
長く付き合う病気ですから、それらを自分でしっかり把握しておくことがとても大切なことは言うまでもありませんよね。
例えば「お薬手帳」を利用する、手前味噌ですが「とうせきくん(じんラボの透析管理Webアプリ)」を活用する等が代表的な方法ですね。
ノートに貼るだけでもOK
私の場合「とうせきくん」を活用して検査結果を管理しているのはもちろん、昨年からは胃カメラや耳鼻科など透析以外の診療科で受けた検査の結果の紙を、そのまま専用のノートに貼り付けることにしています。
「とうせきくん」はスマートフォンで見られるので、外出先や医療機関等どこでも確認できます。ノートに貼った検査結果は、診療科をまたぎ時系列で視覚的に確認できます。
言ってみれば、デジタルとアナログそれぞれのメリットを有効活用しているというわけです。
お薬手帳を活用できていますか?
私がお薬手帳の活用を始めたきっかけは、昨年10月に開催したイベント「いまこそ患者協働の医療の実現を! 2017」でした。
このイベントの共催者「患医ねっと」代表の鈴木信行氏が紹介した「お薬手帳」の有効活用法が特に参考になりました。
よく考えれば分かることですが、お薬を出してくれる薬剤師は処方箋から正確な病名を知ることはできません。いつも通う「かかりつけ薬局」であれば、会話等からある程度病気のことを知ってもらう機会はありますが、医療機関から薬剤師に伝わる情報は「薬剤名」であって「病名」までは知らされないからです。複数の疾患や障害を持っていればなおさらでしょう。
ですから鈴木氏は、市販のノートを使ってオリジナルお薬手帳を作り、そこに自分の病気のことや症状、困りごとを記載し薬剤師に知ってもらっている、とご自身の工夫を紹介しました。
この方法で自分の病気のことを薬剤師に知ってもらえば、自分が服用している薬の情報をより詳しく得られますし、きめ細かいサポートをしてもらいやすくなります。自分の身体を自分で守るうえでもとても賢い方法だと思いました。
いきなりオリジナルのお薬手帳を作るのはハードルが高いかもしれませんが、お手元のお薬手帳に残薬を書き込むことから始めてみるのはいかがでしょうか。
素敵な「自分流ノート」をご紹介
こういったことが習慣化できれば自己管理のチカラが自然と備わり、自分の病気に対する知識もつくことになって素晴らしいと思いますが、この「習慣化」が初めはなかなか難しいですよね。
「自己管理に興味を持てたり、負担にならない方法が見つかればきっと容易になるのではないか」とずっと考えていたら、ピアサポーター「チーム☆スカイ」の仲間でもある通称ハマーがオリジナルの自己管理ノートを作っていると知り、見せてもらいました。
これがハマー作の自己管理ノートです!
血圧はもちろんその日の体調や症状をイラストで描いてあり、一目瞭然です。
これなら自分で読み返した時にいつ何があったか分かりやすく、透析日以外の症状や悩み等の医療者との情報共有が簡単になりますね。
シャントの診察の際は腕の写真を印刷して持参し、狭窄の箇所や血管の流れを担当医に記入してもらってもいます。
あなたの「自分流ノート」をつくろう
検査結果を見たり記録する作業は、決して楽しいことではないのですが、自分が楽しめる要素があると長く続けられるような気がしませんか? 「えー?! イラストとか描けないし〜」とか思っていませんか? 私も書けません(笑)
そんな方でも、例えば文房具屋さんに売っているシールや、感情が分かるような簡単な顔文字「^^」とか「(+_+)」とか「(T_T)」でも、記号「♪」でも何でもいいのではないでしょうか。 医療者にも「どうだ!」と自慢できる程のイラストでなくても、自分流の「自分のためのノート」を作って、自己管理を楽しくしてみませんか?
あなたのご自慢の自己管理ノートを募集します
最後に、ご自慢の自己管理ノートをお持ちの方そこのあなた! ぜひじんラボまでノートの写真を送ってください。
たくさん集まったら、またじんラボで紹介する機会を作りたいと思います。
お名前を明記の上お送りください。
ニックネームでも構いません。
ここを見て! と思うページの写真を2〜3枚程度、こだわりポイントや解説がありましたらメール本文にご記載の上、送信してください。
記事化する際には事前にご連絡させていただきます。
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