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知っトク? こんな事〜患者・家族のお役立ち情報
【第24回】
インフルエンザ その対応策
2017.1.30
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年末は忘年会用に「恋ダンス」の練習をしていたアスペクト比Pです。なかなか覚えられずに苦労しました。
年明けから寒い日々が続いています。広島でも30数年ぶりの大雪でセンター試験の開始が遅れ、あちこちで接触事故やスリップが起きました。この雪の影響は次の日も続いてしまい、私自身も朝から透析に行くのに往生しました。
そして、そんな寒さに呼応するかのように猛威を奮っているのがインフルエンザです。
インフルエンザといえば、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか? 透析患者さんにとっては特に怖いものでしょう。高熱や関節部の痛み、さらには頭痛などの症状は嫌なものです。
この季節、透析室はこの話題でピリピリしています。スタッフは感染リスクを減らすために手すりやドア、トイレなどをいつも以上に清潔にしようと消毒薬を洗剤に混ぜて拭いたり、スタッフだけでなく、患者さんや透析室に入ってくる業者さんやご家族の方にもマスクの着用をお願いしたりと、テンヤワンヤです。
それでもインフルエンザに罹患した患者さんがチラホラみえたりしますね。実際にインフルエンザと診断されるには検査キットで検査を受けるのですが、これが結構ツライのです。鼻の中に棒を突っ込まれてグリグリとされるのが痛いし、ムズムズするのであまり好んでやるものではないというのが私個人の感想です。
(私の職場である病院では、風邪症状の職員すべてに問答無用でインフルエンザ検査を行うのでみんな鼻をグリグリされるのです。)
患者としてインフルエンザにかからないために行うことは3つです。
- 帰宅時の手洗いとうがい
- 外出時には必ずマスクを着用して、出来るだけ大勢の人がいる場所を避ける
- 睡眠をしっかり取って、体調を常にキープする
1番は基本ですね。この時期は乾燥していますから、喉などにインフルエンザウイルスがくっつきやすい条件が揃っています。外から帰ったら「まず手を洗ってうがい」を徹底して、ウイルスを洗い流しましょう。
2番は結構忘れやすいことなのですが、大勢の人が活動している場所というのはインフルエンザウイルスもウヨウヨしている場所でもあるので、自分自身に入ってこないようにマスクの着用は必須です。マスクの付け方に関しては前回の「知っトク? こんな事【第23回】本格的な冬の前に再チェック、マスクと手洗い!」をご覧ください。
3番目は体調キープ。実はコレが一番むずかしいかもしれませんね。規則正しい生活を行い、栄養をしっかり取りつつ睡眠をとる。体調のバランスが崩れたときはどんなに注意していても感染しやすくなります。
さて、最後は「もしも家族や自分にインフルエンザが疑われるような症状が出た場合はどうすれば良いのか?」というお話です。 透析患者さんの場合は自分が透析を受けている病院に普段通り行くのではなく、まずは電話連絡がオススメです。電話連絡の上で受診のタイミングやどのような対応すべきかを相談するのがベストです。
まずは罹らないための対応を取る、罹ってしまったと疑われる場合は病院と相談の上で受診して完治を目指すのが一番ですね。
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