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【第23回】
本格的な冬の前に再チェック、マスクと手洗い!
2016.12.12
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あれこれとドタバタしながら毎日を過ごしていたら、広島の街に冬の訪れを告げる「胡子大祭」も終わり、あっという間に今年も残り1ヶ月を切りました。年々1年を早く感じるのは加齢のせいか、それとも毎日を忙しく過ごさせて貰っているからなのでしょうか。
冬将軍が到来するこの季節、透析患者さんや持病を持たれている方にとってはインフルエンザや風邪、ノロウイルス感染による体調悪化等、何かと気をつけないといけません。
透析室でも入り口に消毒用のアルコールジェルなどが置かれ、マスク着用を呼びかけるポスターなどがあちこちに貼られたり、インフルエンザワクチン接種の呼びかけのお知らせも置いてあったりと、うるさく感じられる方もいるかもしれません。しかし、透析室という特殊な環境(年齢も異なる患者さん達が同じフロアで治療を行うという環境)では、感染リスクが高まる可能性があるだけに、お医者さんやスタッフさん達も必死なのだと思います。
だからこそ私たち透析患者も自分を守るため、家族を守るためにもマスクと手洗いの再チェックをしてみましょうというのが今回のお話です。
最近では、コンビニエンスストア等でも入口付近で使い捨てマスクを売っているので重宝しますが、このマスクの正しい付け方を知っていますか?
正しく装着していないと、くしゃみをした際には自分の持っている風邪やインフルエンザウイルスを飛散させてしまいますし、逆に隙間から外部のウイルスが侵入してきますので注意が必要です。
私は仕事中に常時マスクを着用していますので、息苦しいような気分にもなりますがマスクの着用ルールを守っています。また、使った後のマスクは出来ればビニール袋などに入れて捨てたほうが良いと思います。
次は手洗いのお話です。最近は手洗い専用の泡の石けんなども増えてきましたが、個人的には小さい頃に学校にあった、みかん袋に入った小さくなった牛乳石鹸が懐かしいなと思ってしまう年齢になりました。おっと、おっさんの昔話はともかくとしまして、皆さん手洗いはきちんと出来ていますか?
この時期は土手鍋、寄せ鍋にシチューと、牡蠣やホタテなどの二枚貝の美味しい時期ですが、二枚貝にはノロウイルスが! ということで、透析患者さん等はこの時期に二枚貝などを食べないように言われます。でも、そうは言われても人の食い意地はおそろしく張っておりまして、やっぱり食べたい時はあります。そんなときは二枚貝の調理前にはしっかりと流水で手洗いをして、調理道具やまな板は熱湯消毒をすることが重要です。なぜならノロウイルスはアルコール除菌剤では死滅しないので、手洗いでしか手などに付着した菌を排除できないからです。
これからの時期は出勤、通院以外にも忘年会、クリスマスバーゲンなどで外に出る機会も増えます。外出時には正しいマスクの使用法を守って感染リスクを減らし、帰宅したらしっかりと手洗いをして、出来ればうがいもして、お坊さんも走り回る何かと気ぜわしい師走を無事に過ごしましょう。
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