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食生活研究室

慢性腎臓病(CKD)の食事療法での皆さんの愚痴や悩み

2024.4.15

文:ndeco

協力:日本腎栄養代謝研究会
東京医療保健大学 医療保健学部 医療栄養学科 准教授 北島 幸枝 先生

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じんラボの10周年企画with Kidneyプロジェクトでは定期的に意識調査を行っており、2023年8月は腎臓病当事者の方々の「食べること」についてのアンケートを実施しました。
この調査では、腎臓病と診断された方々の「食べること」に関する実態や正直な気持ちを集めるため、自由記述式で思いの丈を述べていただきました。

この調査の「腎臓病が分かってからの食事に関する愚痴や悩み」という設問には、愚痴や悩みではないものも含め、当調査にご協力いただいた73名中69名もの方から回答をいただきました。この記事ではそれらを整理してご紹介します。

最も多い回答は「食べたいように食べられない」、2番目に多いものは「食事療法を実践する上での悩み」でしたが、その詳細は多種多様、同じような悩みを抱えている方もいるかもしれませんね。

なお、管理栄養士の北島幸枝先生に、皆さんの愚痴や悩みに対してアドバイスを頂きました。ぜひ併せてご覧ください。


食事療法で痩せてしまった

under weight

  • たんぱく質摂取量の制限があるので 筋肉がつきにくい。
  • 坂を転がるように検査の数値が悪くなり、担当医に「食事制限をするな」と言われたにもかかわらず自分の判断で食事制限を始め、きちんとたんぱく質と塩分制限しても数値は悪くなる一方で激痩せした。
    簡単に美味しくたんぱく制限できるものはなく、体調の悪い中、自分で作るのは大変だった。

「食事療法で痩せてしまった」への
管理栄養士 北島先生からのアドバイス

腎機能や病態によって食事療法も含め治療方針は変わります。医師の診断と治療方針をよく理解することが第一となります。疑問点や不安なことを医師に相談できない場合は、看護師や管理栄養士などに尋ねてみてください。

筋肉をつけるためには、もちろんたんぱく質は必要です。筋肉をつける前に、今の身体の筋肉量を減らさないようにすることも重要です。そのために、エネルギー摂取がポイントとなります。また、筋肉を作るためにはたんぱく質の種類(質)にも配慮する必要があります。

エネルギー量を確保し、決められたたんぱく質量のなかでもアミン酸のロイシンを多く含んだ赤身の肉や魚を食事の中に取り入れ、運動を継続してみてください。

参考:Borsheim E, et al. Clin Nut 2008; 27:189-95. Kim HK, et al. J Am Greiatr Soc 2012; 60:16-23.

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外食・会食ができない、楽しめない

デパートのレストランイメージ

  • 家族と一緒のものを食べられないのが辛かった。
  • ステロイドを投与されているために、免疫力が低下しているし、生ワクチンも打てないので、人混みには出られず、外食の楽しみが全く無く、ストレスが溜まります。
  • 食事会へ行っても、みんなと同じ物が食べられなくて食べられる物がなくて帰ってきた。
    水分調整のために、哺乳瓶を使ってたこと。入院中はよかったけれど、他のところでは恥ずかしかった。
    妻の家族には腎臓病のことを話していなかったので、なんで食べられないのかって愚痴られた。実家に帰っても妻が茹でこぼしたりした自分のための食事の支度をしてくれてた。
    市販のお節料理はほとんど食べない。保存のため味つけが濃いし、カリウムやリンも多いから。
    旅行で宿泊しても、全体でどれくらいの量がでるかわからない上に概ねたんぱく質が多いコース料理はダメ。厳しかった。
    妻への負担が多くなった。
    妻は自分に合わせた食事をするようになって、栄養バランスが崩れて不調がでてきた。
  • 友達との外食を減らしたので、交際範囲が限定された。
  • 塩分を気にしないとならなくなったので、今まで普通に食していたラーメンやパスタ、とんかつ、牛丼などが気軽に食べられなくなり、連れ合いとの外食で揉めたりもした。
    更に高カリウム血症、高尿酸値にもなったおかげで、野菜や果物を思う存分食べられなくなった。主にカリウムの高いサラダはいちいち水晒ししたりと手間ひまかけるようになり、食事の準備が鬱陶しくなってきた。
  • 長期のグルメ旅行が行けなくなり、夫に申し訳ない気持ちで一杯です。
    今は、週に1度の外食、それも夜は疲れるのでお昼に行ってますが、正直に言うと心から楽しめてません。
  • 思う存分外食をしたい。

「外食・会食ができない、楽しめない」への
管理栄養士 北島先生からのアドバイス

家族や友人との外食・会食をしたくても、気になって出来ない、気にされることが嫌、病気のことを話していない、など楽しめない原因はたくさんありますね。普段から食事に気をつけてくれている家族のことを考えると、旅行先でも…となると心が痛むのは当然です。

外食は塩分が多く、飲水機会も増えがちです。同じもの同じ量を召し上がることは難しいかもしれませんが、ご家族の場合は、いくつかの料理をシェアすると量が加減できるのではないでしょうか。最近の旅館やホテルでは、あらかじめ食事量の調整をしてもらえるようです。ファーストフードや丼物なども月に1回リフレッシュデーを作って召し上がってください。その前後で調整しましょう。

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食を楽しむことができなくなった

食を楽しめないイメージ

  • 極度の減塩と水分制限による味気無い食事の繰り返しで、食べることができなくなったこと。
  • 食事が義務になった。お腹が出てきても、食事量を調整する必要があるため軽くすることが出来ない。野菜や果物が不足して便秘になりがち。バイパス手術をしてからのことなので、メタボになるのではないかと心配。
  • 食事=エサという感覚になりました。死なないために体に入れるものとして飲みこんでいます。食に対して興味が無くなり現状一日一食で後はメイバランス(栄養食)です。おかげで食費は浮きました。血液・尿検査、血圧などの値は良いようなので複雑です。たくさん運動しても、これだけしか食べられないのかということもあります。歳を重ねて、運動ができなくなったらもっと食べられなくなるのかと今から絶望しています。
  • 医師から生野菜、塩分の多いものを控えるように言われた。食べる事が怖くなった。
  • ラーメンのスープが飲み干せなくなったし、酒の肴にもいちいち気をつかわなくてはならなくなった。一時は食事が全く楽しくなくなったり、食欲が落ちたこともあった。

「食を楽しむことができなくなった」への
管理栄養士 北島先生からのアドバイス

食を楽しむことができなくなったことは、医療者の食生活管理指導にも原因があります。

「CKD=制限」のインパクトが強く、結局何を食べてよいか分からない、食べないほうが楽だ、となってしまいがちです。

あ健康体でも腹八分目の食事コントロールが大切です。また、食事は、生きるために必要なエネルギーや栄養素を摂る唯一の手段です。これも病気の有無にかかわらず人類すべてに共通します。今までの食生活をより身体にやさしい、身体が必要とする食生活に変えるというイメージで、特別なことをするのではなく、普段の食事をちょっと工夫してみてください。

食は、五感で美味しさを感じることができます。季節の香り、彩り、また、花を飾るなどちょっとした違った目線を食生活に取り入れてみてください。

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食事療法を実践する上での悩みや愚痴

計量スプーンなどの調理器具

  • 何を食べていいのかわからん!
  • 水分制限や食事制限で、飲めるドリンク類も殆ど無くなりましたし、栄養指導を受けてから、何が食べられるか、何を食べれば良いのかが分からなくなりました。
  • リン、カリウム、塩分制限したら食べるもの無いじゃん。
  • 塩分控えると美味しくない。
  • 食事を控えつつ十分なエネルギー(カロリー)摂るのが難しい。
  • 薄味で美味しく食べるためには良い食材が必要です。鮮度が良いとか、育て方に気をつけているとか。
    良い食材は値段が高いのが嫌だなー。
  • 栄養士の先生や産業医の方は揃って「最近の低たんぱく食品はおいしい」と言いますが、特にご飯がまっっったくおいしくなくて「本当に食べたことあるのか?」と何度も思いました(余裕がなかったので...)。
    教科書のような低たんぱく食を実践しようとするとかなり無理のある献立になってしまい、真面目に取り組もうとしていた時ほど辛かったです。
    食べられないストレスから、しばらくの間は大食い動画を見ていたり、いつもの様に好きなだけ食べている家族にイライラしたりあたってしまったりした事もありました。
  • 低たんぱく食品が高い。もっといろんな所で販売してほしいです
    腎臓病食がなかなかスーパーなどでは売ってない。
  • 減塩を打ち出している商品によく出会いますが、その商品にカリウム・リンの表記がないので、ガッカリする事が多々あります笑。
    腎臓病患者がこのメニューであれば心置きなく食べられる! ステージによってメニューも分かれてる! といった感じで、慢性腎臓病向けのメニューが充実して外食産業が盛り上がるといいなと思います(病院食ですねこれ笑、病院もタニタ食堂みたいなのやればいいのに…)。
  • 食品の成分表示を見ながら買い物をするので、たまに違うスーパーに行った時、とても面倒です。サラダをボウル一杯に食べたいです。
  • 量を気にしなければいけなくなったので、やはり面倒くさい。
  • 何もかも一線を越えないように食事内容を自制するのは正直しんどい、何も考えずに大好きだったお酒を飲んで酔いたい。

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食べたいように食べられない

ビュッフェのイメージ

  • 加工されたハムやウインナーを気がひけて食べられないのが残念で、斜め切りにしてボイルしてから、オリーブオイルで焼いて食べた。意外にカリッと仕上がり添加物も抜けて良い感じです。
  • 野菜や果物が大好きですが、カリウムが気になって思い切り食べられないのが辛いですね。
  • お腹が空くのに、おなかいっぱいまで食べられない! 常に空腹と戦っています(笑)。
    大好物が好きな時に好きなだけ食べられない。お腹的にも気持ち的にも全然食べられるのに、腎臓のためにと我慢の多い食生活が淋しいです。その中でも美味しいと思えるものを食べることにはしてますが、やはり我慢してることには変わりないので時々すごく悲しくなります。
    おなかいっぱい、好きなものを食べたい! 外食も成分や栄養計算を思うとしにくいし、友人との外食や旅行ができるのか? と考えるだけで気持ちが少し沈みます。調整すればいいのですが、調整しなければならない自分を再認識させられるので…悲しい気持ちがないとは言い切れないです。本当に悲しいです。人生の楽しみをなくしたんだと悲しくなります。
  • もうちょい食いたい。
  • 好きなものがほとんど食べられない。嫌いなものが食べていいやつが多くてしんどい
  • 何も考えず好きなものを好きなだけ食べたい。外食で半分は残し、店の方に「残しちゃってすみません💦」とあやまるのが辛い。たんぱく質、塩分の調整された食品をたまに注文するが、値段が高くて家族に申し訳ない。
    管理栄養士さんの指導は教科書通りなので、個々のメニューパターンを提示するなど柔軟性を持って指導して欲しかった。
    旅行で食べ歩きは二度とできないし、宿の美味しい食事も残すことを考えると旅行の楽しみがなくなった。
  • 好きな果物が食べられなくなったこと。カリウムを摂ると顕著に症状が出ますね。
  • もっと、みかん(果物)を食べたい~!!
  • あらゆるものにカリウムが含まれているので、食べるものが限定され食事が進まない。食べるものが飽きて欲しい物が無い。
  • 水分過多の食品をなぜ食べてはいけないのか。果物好きなのに量を考えて食べるのが辛い。
  • 水分制限があったので、思いっきり炭酸ジュースや烏龍茶をがぶ飲みすることが出来なくなったこと。
    コンビニにおにぎりを買いに行って栄養成分表示を確認し、一つのおにぎりのたんぱく質と塩分量を見て、棚におにぎりを戻したこと。
    たんぱく質調整ご飯が、硬すぎて匂いも化学的な匂いがして食べられなかったこと。
  • 肉いっぱい食べたい!
    お腹いっぱいになるまで食事を思いっきり食べたい!
    糖尿病の食事と腎臓病の食事が全然違うやーん!!
    体にいいモノを食べようと思ったらすごくお金かかるやん!
  • 食べたいものを食べたいだけ、好きな時に好きなだけ食べたい!!!!!
  • 食べ放題に行けない。思いっきり水分が摂れない。塩分の多い食品が大好きなので量を食べられない。
  • やっぱり食べたい物を好きなだけ食べたいのが本音。腹一杯食べる事への罪悪感がある。あとは将来の生活の不安もあるし、仕事を続けられるかも心配。

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社会生活・人間関係

社会生活・人間関係イメージ

  • 食事制限はお金がかかる!
    世の中の人は、理解されてない事が多い!
    IgA腎症は、糖尿病ではない。
  • 周りに同じ疾患の人は少なく、見た目は健康そのもの。これまでお友達が集うお席は控えておりましたが、何度かのお誘いのタイミングで参加し、場を濁すことなく何とか自分の体の状態を話してみることに。
    「よく笑えるね?」「なんも食べられへんやん」「わたしの腎臓は元気やで」など、胸に刺さる言葉も何度も何度も頂戴してきました。
    けれど、わたしはやっぱり「生きたい」から、遠慮なく発言すればいいと思っています。いつからかという記憶は薄れましたが、自分に出来ること・出来ないことなど、しっかりと伝えるべきことから発言し始めております。「生きたい」その強い想いがあるからだったと、今なら理解できます。この先も、あらゆる弊害に悩まされるかも知れませんが、わたしが経験してきたことは財産であると確信しております。
    「生きたい」と想えるうちは、どこまでも食い下がり貪欲になってもいいんだと思っております。
  • カリウム、たんぱく質、塩分等々、全体量を考えて食べなければならないが、それは慣れているので問題ない。社会人なので、お付き合いがある。病気のことを伝えていないため、付き合いの場では制限せずに皆んなと食べている。それが辛い。

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その他(愚痴ではないものも含む)

  • 体調が良くないからか、好き嫌いが激しくて、大変(母親談)。
  • ステージ3なのに、かかりつけ医がカリウム制限の事教えてくれなかった。
    自分で調べると普段食べてる物すべてに多く含まれている。
    具体的に何をどう調理しどれくらい食べたらいいのか頭を抱えてしまう。
    腎臓内科受診を考えたが、かかりつけ医にはまだ早いと言われます。
    食生活について色々知りたいのですが…。
  • 透析はしたくない。
  • たんぱく質量など細かい計算をして食べる量を決めていたこともあったが、精神的にマイってしまったので、食べすぎないことを第一に、あまりこだわらないことにした。現在もです。
  • 腎臓病と診断されてた当初から症状がなく、好き勝手に食べていました。また、最初の病院では栄養課はありましたが腎臓病食対応の栄養士さんがいなかったため、細かな説明などはありませんでした。
  • たんぱく質の制限量は45gだが、キチンと守るとふらふらして体力が無くなるので適度に摂っていた。検査結果ではたんぱく、塩分共に規程内に収まっている。
  • 食事制限は最悪でした。キッチンに長い時間立つことができなかったので退院した当初は宅配弁当でした。食べられないと思うと余計に食べたくなる。我慢しましたが。
    血液検査も安定してきた頃に野菜と塩分の多いもの中心の生活にしたら体が絶好調になりました。あまり気にしなくて良かったという印象です。今はカリウム、リンが多く含まれているものは避けていますが、先日鰹のタタキを2切れ食べ、感動して涙が出ました。食べられるってありがたい。それでも血液検査の結果は良好なので、これからも少しずつ試して食生活を楽しみたいと思います。
  • 食べる量が減り、意識して食べるようになりました。
  • 体に悪い塩分やカフェインを控えていますが もともと塩分やカフェインが好きではないので気になりません。
  • 吐き気が多くて水分を摂る量が増えた。
  • 塩分を控え、生野菜を食べないようにしています。

「⾷事療法を実践する上での悩みや愚痴」
「食べたいように食べられない」
「社会生活・人間関係」「その他」への
管理栄養士 北島先生からのアドバイス

CKDの食事療法の必要性について十分に理解していても、日々の食生活で制限ばかりはストレスが溜まりますね。医師や管理栄養士が指導する内容は、たしかに、塩は6g未満、たんぱく質は1日40g、○○はカリウムが多く含まれているから避けてください、など数値や摂取を控えるような説明の仕方が多いと思います。

もちろん、腎機能の程度や進行状況によって調整しなければいけない食品群や栄養素はあります。

管理栄養士の食事指導は、「1日3食さまざまな食品群をまんべんなく摂る」という型が基本です。しかし、食生活は患者さん個々で異なります。多品目の食材を毎日使った料理を作る人もいれば、決まった食材で料理する人もいます。弁当や総菜、冷凍食品、コンビニエンス商品が主体の方もいます。全体的な説明を受けた後、ぜひご自身の食生活ではどのように調整・対応すればよいか、尋ねてください。それからが食事療法のスタートです。量の増減や何を追加すべきかなど、ご自身の食生活に合わせた型に変えてくれるでしょう。薄味で美味しく食べるコツもどんどん聞いてください。

CKDだからではなく、本来、健康体であっても昔から腹8分目がよいと言われているように食事コントロールは必要です。好きなものを好きなだけとはいきませんが、食事療法を機に、身体にやさしい食生活を実践していることを誇りに思っていただきたいです。そして、ご自身が病気に向き合い食事療法を実践する想いは大切にしてください。

完璧な食事療法を実践できるに越したことはありません。ただ、食事療法は毎日続く食事でもあります。「私には(私の食生活では)食事療法は出来ない」と決めつけるのではなく、もっと楽に考えて「主食1人前を半分に減らしたんぱく質、リン、カリウムを調整し、サラダや和え物に中鎖脂肪酸オイルを大さじ1杯掛けてエネルギーアップ」という感じで大雑把なコントロールも十分な食事療法です。たまには、サラダをたくさん食べたいと思うときは、その日だけ野菜以外にカリウムが多く含まれる肉や魚、卵、生果物をグッと減らすようなコントロールもいいのではないでしょうか。お酒も種類によっては楽しめます。くだものも食べたらダメではありません。慣れてきたら検査値をみながらご自身で加減してもいいです。

わが国では「高血圧=減塩」は定着していますが、CKDという病態の認知度はまだまだ低いです。「CKD=減塩もしくはCKD=減塩+低たんぱく食」の認知度が高まれば、食品の栄養成分表示や商品販売、外食産業への展開などが期待されます。そのためにはみなさんからの情報発信はとても大切です。

管理栄養士 北島先生から「さいごに」

食事は、生きる楽しみの一つです。食生活スタイルはすべての人で違います。家族のなかでもそうです。生活を一変させるのではなく、工夫や調整できることはないか、から向き合っていただきたいです。

患者さんの葛藤、思いを、もっと医療者に投げかけてください。

同アンケートでの設問「腎臓病が分かってからの食生活での良い変化」の回答集

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じんラボの中の人。
こどもの頃よく尿検査にひっかかって、腎臓が悪い疑いありってことで定期的に超音波検査を受けていましたが、転院したら「そーゆー体質なんだろう」と言われて通院終了。あれは寛解なんだか完治なんだか。
基本的にずっと健康。2018年7月1日より禁煙継続中。
デザイン屋さん、はにかみ屋さん、てれ屋さん。

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