治療と生活、医療現場での「リフレーミング」調査のご協力のお願い
治療と生活の中や、医療現場におけるリフレーミングとは、病気をもつ当事者の方や医療者の皆さんが抱える否定的な見方や思い込みを、別の価値観または建設的な視点に切り替えるアプローチです。
単に「前向きに考えよう」という精神論とは別の、置かれた状況や問題を異なる角度から捉え直すことで、感情や行動に変化を促すため手法です。
腎臓病や糖尿病に関わる当事者と医療者の方々から、自分や他人の感情や行動に変化を促すために実際に行っているリフレーミングをお聞かせいただき、実践的なアイデアとして皆さんに共有するためのアンケートを実施します。
趣旨をご理解の上、是非ご回答と拡散の程ご協力いただけますと幸いです。
腎臓病患者さんや糖尿病患者さんに接する医療者の方
当事者の方はこちら
(coming soon:まもなく開始)
腎臓病・透析をしている方、糖尿病(アルブミン尿やeGFR値が気になる)の方、腎臓移植経験者
腎臓病・透析、糖尿病に関わる当事者のご家族の方
腎臓の健康が気になる方
※当アンケートはGoogle Formsを利用していますが、googleにログインせずにご回答いただけます。ログインした状態で回答いただいてもメールアドレス(Gmail)を取得することはありません。
※調査結果は「with Kidneyプロジェクト」に生の声を反映することのみに活用します。
※当アンケートに関するお問い合わせは「お問い合わせフォーム」からお願いいたします。
医療現場におけるリフレーミングの効果
- 病気をもつ当事者の方の心理的負担の軽減(当事者)
- 病気をもつ当事者の方の治療への前向きな参加(当事者)
- 家族のケア負担感や悲嘆の軽減(当事者)
- 自己肯定感の回復(当事者・医療者)
- コミュニケーションの改善(当事者・医療者)
- 家族と当事者、当事者と医療者、それぞれの関係改善(当事者・医療者)
- 医療者のバーンアウト予防(医療者)
- 多職種連携における相互理解の促進(医療者)
リフレーミング例
当事者の場合
- 「塩分制限で食事が味気ない」
→「私は素材の味が分かるようになった」 - 「治療や通院に時間を取られる」
→「自分の身体と向き合う時間」 - 「好きなものが食べられない」
→「食事で体を守る治療の一部」 - 「体がだるくて、何もする気が起きない」
→「体が休息を求めているサインだ。無理せず休んで回復を促す、体を労わる時間だと考えよう」
医療者の場合
- 「不平不満が多い人だ」
→「病気への不安や、自分の思いをうまく伝えられないことによる葛藤の現れだ」 - 「なかなか治療に前向きになってくれない」
→「治療への抵抗は、病気や未来への不安からかもしれない。小さな成功体験を積み重ねるサポートをしよう」 - 「自分の無力さを感じる」
→「ベストを尽くした結果だ。この経験を次に活かし、さらに知識とスキルを身につけて成長しよう」