食生活研究室腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのための じんラボ
宿野部家の食卓
5/5ページ
2013.4.1
緑の文字の用語をクリックすると用語解説ページに移動するよ。
じんラボ をフォローして最新情報をチェック!
2週間のレポートを終えて
所長の血液検査結果比較
この食卓レポート前後の検査(透析前の血液検査)結果です。
1月21日 | 2月4日 | ||
---|---|---|---|
尿素窒素 | 62.6 | → | 48.7 |
クレアチニン | 14.22 | → | 12.60 |
ナトリウム | 139 | → | 140 |
カリウム | 5.4 | → | 5.0 |
リン | 5.5 | → | 4.0 |
アルブミン | 4.0 | → | 4.0 |
1/21の検査前はインフルエンザに罹っており、その影響かはわかりませんが、通常より悪い結果になっています。
記録することの大切さを実感
本当に手間はかかりますが、記録することの大切さを実感しました。
記録すれば、例えば食べ過ぎてしまった場合、まずそのことに気づきますし、さらに次の食事を減らすなどの調整や工夫ができます。メニューや食材に偏りがないかも常に確認できます。
「記録する」ことは誰にでもできる食事療法の第1歩で、その記録から自分を知り、治療に取り組むことが大切だと感じました。
また、1食、1食にこだわり過ぎるときっと疲れてしまうので、自分なりに長く続けられる方法を模索することも重要だと思います。
宿野部家は現在、およそ半年前の栄養指導を取り入れた食事を心がけています。
しかし、病状は変わってきますので、今回の2週間の食事内容が良かったのかどうかは、来月の栄養指導で明らかになります。
ドキドキですが、その結果もこちらでご紹介する予定です。
ぜひそちらも楽しみにお待ちいただけたら、と思います。
今後の『宿野部家の食卓』
いろいろな『○○家の食卓』をご紹介できたら、きっと食事療法に取り組み、日々努力されている方の気づきになれたり、お力になれるのではないか、と「じんラボ」では考えています。
今回の『宿野部家の食卓』を見て、「ウチの食卓も見て!」とういう研究員または研究員希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひレポートにご協力ください。
どうぞよろしくお願いします。
この記事はどうでしたか?
食生活研究室の最新記事
- 慢性腎臓病(CKD)とフードファディズム【第3回】気になる「健康食品」と健康のための食品選びの知恵
2024.07.22 - 慢性腎臓病(CKD)の食事療法での皆さんの愚痴や悩み
2024.04.15 - 慢性腎臓病(CKD)の食事療法でのうれしい変化と“棚ぼた”
2024.01.15 - 腎臓病・透析をしている方にも知っていただきたい、視覚障害と食について【第10回】冬はお鍋! 視覚障害者の減塩調理法
2023.11.27 - 慢性腎臓病(CKD)とカレー味
2023.10.16