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じんラボ所長室

じんラボ所長、宿野部武志の過去ブログ
「長い道のりだけれど
〜ソニー退職から所長になるまで〜」【第3回】

2014.12.11

監修:よしいなをき

2425

[Time:2007.2.25]
[Title:決意を新たにした2日間]

今日も午前中まで学校(※臨床福祉専門学校 臨床福祉学科)に行き、
2日間に渡った『学術集会』は終わりました。
今度学校に行くのは来月中旬にある『オリエンテーション』となります。
今回の『学術集会』での様々な講演を聴き、
そして卒業生、先生、同級生となる方々との交流で、
思い切ってキャリアチェンジを決意し、
この道を進んだ

自分の選択は正しかったという確信を得、

また、これから目指す

方向性がさらに見えてきました。

このブログを何年後かに振り返った時、
「ここまで着実に自分も努力してきたなぁ…。」
と必ず思えるように一歩ずつ進んでいこうと決意を新たにしています。

必ず夢を実現させます。

所長のひとこと

社会福祉士という国家資格の持つ意義や役割、責任といったことを学び、これから受験をするにあたって気持ちが引き締まった記憶があります。
と同時にその先にある自分の道について思いを馳せていました。

[Time:2007.3.5]
[Title:『百万回の永訣 柳原和子・がんを生き抜く』を見て、思ったこと]

昨日夕方NHKで

『百万回の永訣  柳原和子・がんを生き抜く』

という番組を放送していました。
ノンフィクション作家である柳原和子さんのがん闘病の記録。
自らの著書で「がん患者学」という考え方を記されています。
彼女の病気への対峙の仕方。
私は失礼ながら柳原さんをこの番組で知ったのですが、
色んな意味でかなり心に響くものがありました。

涙を流してしまいました。

それは「悲しい」とか、単にそういう感情ではない涙でした。
うまく言えないんですけど。
そして放送終了後、
早速ネットで柳原さんのことを検索して見つけた彼女が書いたレポートで、

『自分は自分の病気を治すプロデューサー』

という言葉がありました。

それは、
自分の病気に対して、ただ単に言われたとおりの治療を受けるのではなく、
その病気を治すために必要な、
自分自身で納得のいく
「病院」「医師」「治療法」「薬」等を自分がプロデューサーとなった気持ちでキャスティングをするということ。

彼女は番組でまさにその考えに基づく壮絶な治療を選択していました。
弱気になってしまっている面もきちんと放送されていました。
自分でも「私は弱い」とお話もされていました。
それが余計にリアルに迫ってきました。
「もし、自分だったら…」
と考えました。
自分自身も長い闘病で色んな治療、検査、投薬による副作用等経験してきたけれど、
もし将来さらに今の病状が悪くなったり、また「がん」になってしまったとき、
こういう考え方ができるのか…。
柳原さんのように病気と向かい合える人はどれくらいいるのだろう。
病気になったとき、たまたまかかった医師の指示による治療に従い、
人生を終えてしまう方がまだまだ多いのではないだろうか。
もちろん、それが悪いとかじゃなく、
それもその人の選択。
でも、
柳原さんが思う病気との向かい合い方、
「医師」との関わり合い方を多くの人が知ることはとても大切なんじゃないかと思いました。 他人事ではなく、
自分が出来ることを考えてみたい。
番組終了時のエンドロール後、
今また柳原さんはがんが再発し、闘っているとのこと。
治療がうまくいくことを祈るばかりです。

所長のひとこと

この番組の事は今でも良く覚えています。
病気との関わり方、病気と共に生きることなど色々と考えさせられた番組でした。
この放送のあった翌年、柳原さんが残念ながら亡くなられたと聞いた時は、とても残念で悲しかったです。
そして、この年の12月に私自身が腎臓ガンを告知されました。告知の際には大変ショックを受けた記憶が、このブログでよみがえりました。

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