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じんラボ所長室

第58回日本透析医学会 企業ブースに出展!

2013.7.12

文:所長

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「第58回日本透析医学会学術集会・総会」が6月20日から23日まで福岡で開催されました。学会テーマは「全人力!科学力!透析力!for the people!」。数か所に分かれた会場では3,600を超える演題が発表され、参加者1万7千余名と透析医療に関わる多くの方たちで大変賑わいました。

第58回日本透析医学会

その透析医学会の企業ブースに、我々も「じんラボ」をPRするため出展をしてまいりました!

出展の目的は3つあります。

  • 一つ目は、「医療従事者の方々に『じんラボ』の良さをお伝えし、携わられている患者さんに『じんラボ』をご紹介いただきたい」ということ。
  • 二つ目は「企業展示をされている企業との繋がりを持つ」こと。
  • 最後に、透析仲間と交流を図り、「透析仲間と一緒に『じんラボ』をPRすること」です。

もちろん、株式会社ペイシェントフッドとしては初めての出展であり、色んな意味でとても大きなチャレンジで、直前までとても不安はありましたが、多くの手応えを得られた4日間となりました。


1日目

企業展示は6月21日(金)からの3日間で、20日(木)は展示の為の搬入等の準備に充てられています。

ブースで配布するリーフレットの封入やブース装飾の準備は、事前に時間をかけて入念に行いました。それらは一足先に発送し、私たちは20日(木)の朝に羽田を発ち、福岡入りしました。

台風の影響で大雨の中、会場であるマリンメッセ福岡に到着すると、今回お手伝いをお願いしたじんラボ研究員の「だいちゃん」が待っていてくれました。

さぁ、飾りつけをはじめるぞ、と行きたいところですが、まだ荷物は届いておらず、しばし周りの状況などを偵察(?)です。
フロアの真ん中では大手製薬メーカー、医療機器メーカーのとても立派なブースを作っていました。なかにはブースにオシャレなカフェを設置している企業もありました。

実際に会うのは初めてだっただいちゃんと、交流を深めつつ福岡の情報を教えてもらっていると、やっと荷物が届きました。段ボールで8箱です。

てきぱきと3人でブースのセッティングを始め、テーブルの向きでもめたりしながら、ついに完成させました。
それがこの「じんラボブース」です。いかがでしょうか!

じんラボブース

そしてその晩は、今回のブース出展にあたってお世話になる透析仲間の皆さんが、大分、佐賀、福岡、小倉と九州各地からお集まりいただき、キックオフをしました。 美味しい料理と楽しいお話でしっかりと英気を養い、明日からの本番に備えます。

キックオフ風景

2日目

6月21日(金)。いよいよ緊張の初日を迎えました。
福岡在住で以前からお世話になっている医師からのご紹介いただいたお二人(患者さんではありません)にお手伝いいただきました。
準備は万端なのですが、なかなかこういう経験もなかったことも手伝って、声が出ない私・・・(笑)

福岡国際センター

そんな私とは対照的にお二人と妻は「『じんラボ』でーす!よろしくお願いします!」と、しっかり声を出していて心強かったです。(反省!)

心配をしていた来場者の反応も上々でした。ありがたいことです。(感謝!)

その要因のひとつに「ブースの色」が挙げられるかと思います。

医療系企業が出展しているブースですので、「緑」や「青」、「オレンジ」などの優しい色遣いのブースが多いなか、「じんラボ」のブースは上記写真を見てお分かりのとおり、アグレッシブで「前向き」をアピールした「赤」。
当然目立ちます!
並んでいる他社とはまず「色」で視覚的に差別化が図れました。

また、声掛けが功を奏し、「じんラボ」の内容に興味を持ってくださった方が多く立ち止まってくださいました。

「じんラボ」キャラクターの私のイラストをお見せしているところへ、私が「『じんラボ』所長の宿野部です!」と話しかけると、「お!そっくり!」と感心され、さらに私が透析歴26年の透析患者であることをお伝えすると、驚かれ感心を示していただけました。

じんラボ所長

その後は、その場で実際にパソコンを使って「じんラボ」の各画面、そして「とうせきくん」を見ていただきながらご説明させていただきました。

色々な質問もいただきましたが、「こういう使い方が出来たら良いのではないか?」といった大変参考になるご提案も多くいただきました。

多くの方に配布資料をお持ち帰りいただき、また患者さんにお渡しいただいたり、施設に設置していただけるということで、リーフレットを数十部、数百部後日送らせていただく旨ご快諾をいただきました。

初日で何とか手応えを得ましたが、久しぶりの立ちっぱなしであったことと、日頃の運動不足が祟ったのか、足の筋肉痛と疲労を感じながら、私は臨時透析を受けるために会場から福岡市内のクリニックに向かいました。


3日目〜4日目

出展2日目は前日お手伝いいただいたお二人と福岡在住の透析仲間お二人、そして最終日は透析仲間3人にお手伝いしていただきました。

初日でだいたいの配布・説明の効果的なやり方をほぼ掴みましたので、初日同様地道に進めました。

さすがに最終日はすでにリーフレットを受け取られている方も多く、配布数は伸びませんでしたが、最終的には目標数のリーフレットを配布でき、無事に「じんラボ」初の企業ブース出展を終えることができました。

会場風景

出展を終えて

最後に、この4日間を通して特に感じたことを記しておきたいと思います。

まずは、今回出展に際しご協力いただいた皆さま、当日のお手伝いをお願いした皆さまには本当に助けていただきました。心から感謝申し上げたいと思います。

この皆さまのご協力がなかったらブースを出展することは不可能だったことは間違いありません。

そして、事前にブース出展をフェイスブック等で告知をした際、「ブースに行くよ!」とおっしゃっていただき、実際に多くの方々にお越しいただいたこと。 また、会場で初めてお会いした多くの方々から激励のお言葉をいただいたこと。 とても嬉しく、感激しました。

腎内科クリニック世田谷 菅沼信也院長 腎内科クリニック世田谷 菅沼信也院長

援腎会すずきクリニック 鈴木一裕院長 援腎会すずきクリニック 鈴木一裕院長

お会いしたたくさんの方々の声をこれからの事業に活かしていきたいと思います。

透析医学会での企業ブース出展という大きなチャレンジは終わりましたが、これをきっかけにまた新たなスタートです!

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所長

所長
一般社団法人ペイシェントフッド代表理事。社会福祉士。透析歴31年。
14年間勤めた一般企業を退職後、福祉職を経て、2010年9月に株式会社を設立し、2018年4月からは一般社団法人ペイシェントフッドに法人格を変更。
長い年月にわたり「治療を受ける」という「受け身の立場」で医療と関わってきましたが、腎臓病を経て、透析を受ける当事者として、その経験・想いを「腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために」役立てられないかと一念発起し、起業しました。
「じんラボ」はみなさんと一緒につくりあげていくコミュニティです。
「ひとり一人の「生きる力」が、医療を支える、希望ある社会」の実現に皆さんと共に歩んでまいります!どうぞよろしくお願いします!

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