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重複障害者からの福祉サービスへの願い

【第6話・最終回】最後に:医療関係者へのお願い

2019.9.9

文:ミーナ

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今回は、前回までの私の経験や福祉サービスの現実等を踏まえ、医療関係者へのお願いという形でお伝えします。


重複障害者である私からのお願い

病院内で障害者や高齢者に対する移動保証や情報保証を約束してください。

点字や手話を覚える必要はありませんが、多くの障害者や高齢者は、移動の保証、安全の確保、さまざまな情報提供が必要です。

公共性の高い施設で、障害者や高齢者の利用制限や禁止はしないでください。

公共サービスの利用を、障害等を理由に制限や禁止することは人権侵害です。
障害者差別解消法やインターネット上で悪い評判が立つ可能性なども考慮し、障害者や高齢者の人権に配慮してください。

透析室での出来事に関して、家族へ責任の転嫁はしないでください。

透析室でことが起きた時に、その責任を家族に押し付けるようなことをしないでください。防犯カメラでの証拠映像の記録までは望みません。

患者を安心して預けられる環境がないと家族も不安です。皆さんの病院はどうでしょうか?
患者の目線、医療従事者の目線から、それぞれの言い分は多分にあると思いますが、いろいろな方が安心して通院し、治療に専念できる環境の実現のためにもぜひお願いします。


安心して透析を受けられるよう、
患者の声を聴き一緒に考えてほしい

盲学校で10年以上暮らした障害当事者として、また卒業後は福祉関係で働く福祉従業者としての私は、最近の障害者や高齢者の事情が複雑になりつつあると強く感じています。
まず「単一障害者」よりも「重複障害者」の方が増えてきています。透析室に限ったことではありませんが、重複障害者は既存の福祉サービスが使いづらかったり、状況に沿ったサービスそのものがなかったりと、困っている方たちがたくさんいます。というのも、日本の障害者施策は「単一障害」の方を想定して作られたものがほとんどだからです。
透析患者に関しても、腎臓だけが悪い人よりも、他に多くの疾患をかかえる高齢者や糖尿病などの全身疾患の患者が増えていることは周知の通りです。

透析室の環境や職員数など、簡単には変えられないこともあります。それでも、それぞれの地域で安心して透析を受けられるよう現状を直視し、常に患者の声を聴き一緒に考えていってほしいと思います。

今回を持ちまして、私の体験にとそれに基づく問題提起を終わります。
ありがとうございました。

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ミーナ

ミーナ
1990年9月生まれの28歳(2018年11月現在)です。生まれつき、先天性緑内障という目の病を持っており、幼い頃から弱視で現在はほとんど見えていません。腎臓は昨年急な体調不良から緊急透析導入となり、今に至ります。原因は不明です。視覚と腎臓の重複障害ですが、日々楽しく生活しています。
趣味は読書で、4時間の透析中に1〜3冊くらいは読んでしまうかなりヘビーな読書家です。

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