総コレステロール
別名:T-cho
略号:TC
血中のコレステロール(脂質)は単独では血中に溶け込むことができないため、蛋白質と結合してリポ蛋白という形で存在しています。そのリポ蛋白の種類はHDLコレステロール(HDL-C)、LDLコレステロール(LDL-C)、VLDL-C、IDL-Cがあり、それらの血中に含まれるすべてのコレステロールを測定した総量のことを総コレステロールと言います。
総コレステロール値で正常に血液が循環しているかを調べます。値が基準値より高い場合、糖尿病、動脈硬化、甲状腺機能低下症、脂肪肝、膵炎、ネフローゼ症候群などが疑われます。逆に値が基準値より低い場合、貧血、栄養障害、甲状腺機能亢進症、肝疾患、悪液質などが疑われます。