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自分の「足」で歩くことの幸せ〜
足病変とフットケアについて
【第2回】あなたの足は大丈夫?
2013.10.30
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- 【第1回】「足」について考える
- 【第3回】早期発見、早期治療がカギ! 足病変の治療方法
- 【第4回】体験レポート:フットケア外来「ベテル南新宿診療所」を受診しました
- 【第5回】体験レポート:「フットサポートセンター東京」でインソールを作りました〜靴選びのポイント〜
第1回では、透析患者さんは足病変のリスクが非常に高いので、自分の「足」は自分で守るという危機意識を持つことが大切だということをお伝えしました。
第2回は、まず自己管理からはじめましょう!ということで、足の観察ポイントや生活の注意点など、実際に自分でできるフットケアについてです。
足病変の見つけ方〜日常生活における注意点〜
1. 毎日足を観察しましょう
2. 自覚症状をチェックしましょう
3. けがに注意し、切り傷やすり傷を見つけたら消毒しましょう
また、感染防止のため、水疱は破らないようにしましょう。
4. やけどを予防しましょう
お風呂のお湯やこたつ、電気カーペット、カイロ等による低温やけどには注意しましょう。
5. 毎日足を洗い、清潔にしましょう
- 足の裏や足指の間もきちん と洗いましょう。
- こすり過ぎないように、柔らかい素材のものでやさしく洗いましょう。
- 洗った後はよく乾かし、足指の間もよく拭きましょう。
6. 皮膚の乾燥やひび割れには保湿クリームを塗りましょう
ただし、指の間には塗らないようにしましょう。
7. 足に合った靴を履き、靴ずれを防止しましょう
詳しい靴の選び方は第5回にて詳しくお知らせします。
8. 素足を避け、靴下をはきましょう
通気性が良く、足を締め付けないものを選び、清潔なものを毎日履き替えましょう。
9. 足をふやけさせないようにしましょう
雨の日などに濡れた靴を長時間履かないようにしましょう。
10. 爪は正しく切りましょう
- 深爪に注意し、爪の先がまっすぐになるように切りましょう。
- 爪切りではなくヤスリを使い、明るい場所で行いましょう。
- 視力障害がある方は家族に協力してもらいましょう。
- 巻爪や厚く硬い爪は無理をせず、医療スタッフに処置してもらいましょう。
11. タコ、ウオノメは自分でけずらず、医療スタッフに処置してもらいましょう
12. 正座はなるべく避けましょう
13. 禁煙を心がけましょう
14. 定期的な診察を受けましょう
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参考サイト
- 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター フットセンター外来 (2013/9 アクセス)
- テルモ株式会社「糖尿病とフットケアをよく知ろう」(pdf) (2013/9 アクセス)
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