プロジェクトの進捗
2024年8月2日開催:第5回定例ミーティング
2024.8.21
with Kidneyプロジェクトの第5回定例ミーティングを、2024年8月2日にオンライン(Zoom)にて開催し、腎臓病をもつ当事者、医療者、ライフサイエンス企業の方など11名のプロジェクトメンバーにご参加いただきました。
当プロジェクトは、生活や治療の記録「記入・記録シート」、定期検診などの際に使える「診療サポートシート」、生活や治療に役立つ「知恵シート」などのCKDシートを提供し、カスタマイズしながらセルフマネジメントに活用できる「患者と医療者がつくった腎臓病とのつきあい方ガイド」の完成を3年計画(2026年4月まで)で目指しています。
今回のミーティングでは、CKDシート制作の進捗および当プロジェクトの一環であるアンケート調査「with Kidney調査」の実施状況の共有を行った後、意見交換として今後CKDシートで取り上げる内容や、当プロジェクトを周知するアイデアを話し合いました。
はじめに、CKDシート制作の進捗を共有しました。定期的に開催する調査の結果などを反映しながら制作のうえ順次公開し、2025年度内にはひと通り出揃う予定です。
すでに公開済みの「基本セット」「記入シートセット」「診療サポートセット」を、透析をしていない腎臓病の方や腎臓の健康が気になる方向けの「スターターキット」としてとりまとめ、ポスターブック形式の印刷物を販売中です。
次に、アンケート調査「with Kidney調査」の実施状況ならびにウェブサイトで公開している調査結果の共有を行いました。アンケート調査は今後も1~2ヵ月に1回程度のペースで行う予定です。
最後に意見交換を行いました。
CKDシートで取り上げる内容案として「検査値の見方」「家族に向けたもの」「口腔ケア」などが挙げられた他、Q&A方式やワンポイント集など、必要とされる情報を簡潔にまとめる見せ方の工夫も寄せられました。
また、当プロジェクト周知のアイデアとして、病院に見本や二次元コード付きのポスターを掲示したり、健康診断や人間ドックの施設にチラシを置くなど医療機関へのアプローチが挙げられた一方、社会との繋がりを持たない方やインターネットに馴染みのない世代への届け方は、引き続き検討すべき課題として残りました。
これからもメンバーの皆さんと意見交換および意識共有を図りながら、当プロジェクトを前に進めてまいります。
ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。