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【体験レポート】
「フットサポートセンター東京」に行ってきました
2013.4.1
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少し前から、私たち透析患者の耳にも「フットケア」という言葉が入ってくるようになりましたね。
そこで、自身の足のチェックも兼ねて、田町にある「フットサポートセンター東京」さんに行き、体験してきました。
以下、私の体験レポートです
まずは、高谷さんより「フットケア」の重要性と「フットサポートジャパン」でのサービスの流れの説明をうかがいました。
そしていよいよ足のチェックがはじまります。「ベドーシスト」(足装具士という米国の資格)である佐藤さんに「足の検査・評価」をしていただきました。「i-step」という足底圧の検査を行い圧力の集中部を確認し、また鏡を見ながら現状の歩行状態をみます。写真の赤い部分が圧の高いことを表しているのですが、私の場合写真をご覧いただいて分かるように特に左足の前部に圧の高さが見てとれます。
次に別室に移り、さらに細かく診ていただきました。
靴を履く足の部分はもちろんのこと、
「股関節」「足関節」などの関節可動域の測定を行います。
さまざまな視点から…
これらの検査にもとづき、足の異常動作に着目して、タコなどの傷の原因となる圧力の集中部を把握、そして、その検査結果をもとに足の型を採り、荷重時の適切な足の位置を再現して足底装具(インソール)を製作します。
型の採取も体験させていただきました。
色々な発見、そして学ぶことがありましたが、特に驚いたのは、関節可動域の測定の際に、まだ完全に自身にフィットさせたインソールではないのですが、それに近いインソールの上に乗ってから再度測ると可動域が明らかに変わったことです。
マウスピースをすると、ない時よりも力が出るのと同じような印象を持ちました。
ちなみに整理しますと、「フットケア」は足の手入れという意味ですが、インソール、靴はこれに対して「フットウェア」と呼ばれています。
靴のデザインも色々あり、私は仕事でも履けるもの(スーツにも合うもの)を購入し現在使用中です。
ちなみに保険の適応があります。
患者である自分自身、自ら足を観察し足の状態をチェックすることをしっかり行い、異常等があれば速やかに通院している施設の主治医に診ていただくこと。
また、それ以前にストレッチ等運動をもっとしなければいけないことも反省しました。
多くの透析施設に具体的な「フットケア」への取り組みが拡がることが必要ではないかと実感した今回の体験でした。
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