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知っトク? こんな事〜患者・家族のお役立ち情報【第25回】
透析時に何を持ってく?
あなた・わたしの透析7つ道具
2017.3.22
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季節が少しずつ春に近づいてきたなぁ、と屋外での作業の度に思う今日この頃です。
透析を始めて私も今年の11月で16年目に入ります。その間、透析の時に使うものや必要なものを色々と変えたりしながら、透析を快適かつ安全に過ごすための自分なりの7つ道具的なものが出来てきました。時期的に野球のオープン戦に例えると「スタメン」ですね。
透析に必要なものを選択する時は固くならず、RPG(ロールプレイングゲーム)的に「冒険の旅に出るために必要なアイテムを揃える」と考えてみるはいかがしょうか。人生に遊びは大事ですよ!
というわけで、毎回の透析時に必要不可欠なアイテムをピックアップしてみましょう。
まずは基本的に必要だと思われるものを書いてみます。着替えは言わずもがなですが、その他にもハンドタオルやバスタオルなどもあると思います。
基本のアイテム
- 着替え(パジャマ・スリッパ)
- タオル(ハンドタオル、場合によってベッドに敷くためのバスタオル)
- 止血ベルト(病院の指定がある場合はそのベルトをチョイス)
- イヤホン(テレビ視聴時に音漏れはいらぬトラブルのもとになるため)
パジャマとスリッパなどの着替え類は、出来れば事前に重量を測っておくと体重測定時に便利です。自分で測っておく、または病院のスタッフさんにお願いして測ってもらいメモに残しておくとよいでしょう。除水の引き残しや引き過ぎを防止するための大事な自己防衛策になると思います。
施設によってはスリッパやパジャマ、装具の重量を風袋として登録し、体重から引くような設定を行う場合もありますので確認してみましょう。
止血ベルトに関しては近年使わない施設もありますが、自分で止血方法を覚えておくことは災害対策のためにも必要です。私の経験上、患者自身がベルトを使って止血を行えることは大事なことだと思っています。
あると便利なアイテム
- 枕(どうしても病院の枕が合わないことってありますよね)
- iPod、ポータブルDVDプレイヤー、ノートパソコン(必ず、病院の許可をもらってから)
- 孫の手(かゆみでたまらない時は欲しくなります)
思いつく限りで書き出してみました。この他にも透析時間は寝る! という方は、アイマスクや耳栓が必要かもしれませんし、過去の資料等を見てみると、透析医療の始まった頃の患者さんは透析の度にめまいや吐き気との戦いだったので、マイ洗面器が必須だったようです。
アレコレとたくさんの物を持ち込むと、周りの方から「あの人だけあんなにものを持ち込んで!」と言われてしまうのはよくある話です。
自分なりの透析7つ道具を持ち込む際は、病院スタッフと相談すると無用なトラブルの種になりませんのでオススメです。
透析中の過ごし方次第で必要なものは変わっていくと思いますが、より良い透析生活の一助として、自分なりの透析7つ道具を考えてみませんか?
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