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理学療法士ゆうぼーの じんラボ運動療法講座【第3回】
腎臓病・透析患者さんの適切な運動療法・体幹編
2013.5.21
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第1回では「下半身の運動」でしたので、今回は「体幹編」をご紹介します。
その前に・・・まず、「体幹筋」とは何かを説明したいと思います。
実は、体幹筋と言う名前の筋肉が存在する訳ではなく、体幹に属する筋肉の総称を表します。体幹筋は前体幹筋と後体幹筋があり、「前体幹筋」には腹直筋・腹横筋・腹斜筋・大胸筋、「後体幹筋」には広背筋・脊柱起立筋・僧帽筋があります。
なぜ「体幹筋」を鍛えることが大切か?
体幹は、全身の中枢部(中央)に位置します。ここが弱っていると、中枢の固定が出来ていないことになるので、円背(猫背姿勢)になったり、歩行時にフラフラしてバランスも悪くなります。イメージとしては、支柱のしっかりしていない建物のような感じになってしまいます。
★脊柱が変形している方や腰痛症の方は、無理に運動すると悪化させてしまう危険性があるのでくれぐれも注意して行って下さい。
体幹編
1. 座位での運動
2. 側臥位での腰上げ運動
3. 四つ這いでの運動
4. 腹筋運動
以下、三種類の腹筋を紹介します。①〜③まで負荷順で①=弱、②=中、③=強となっています。
ご自身に合った強度で行いましょう!!
以上が体幹編になりますが、それぞれの運動を15〜20回を目安に実施して下さい。
尚、各運動の間には必ず休憩を入れ、体調に合わせて行いましょう。
第一回でもお伝えしましたが、体調を管理する上で血圧は重要な指標となります。よって、ご自分の血圧を定期的に測定し、変動が大きい場合はかかりつけの医師に相談して下さい。
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