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【第17回】
携帯電話の活かし方
2016.3.17
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今や携帯電話のない生活は考えられない時代になりました。最近では透析室内への携帯電話持ち込みがOKになっている施設もあるようですね。 もちろん通話はダメですが、メールだけなら許可という施設も増えてきたのは時代の流れなのでしょうか。 私自身、携帯やPHSがない時代には出来ていた電話番号の暗記も出来なくなり、正直自分の携帯電話の番号も間違ってしまうようなことまであります(これはただ記憶力がないだけですね)。
私は日々の生活の中で、携帯電話を肌身離さずに持ち歩いています(時々忘れもしますが…)。もう4年ほど前になりますが、出先の博多駅で携帯電話を落とした時にはパニックになりました。自分と親しい方や関係のある方の連絡先もデータとして入っているだけに、青くなって探した記憶があります。まぁこの時は契約している携帯電話会社の窓口が近くにあったので、血相変えて飛び込んでGPSサーチで探していただいたら、親切なタクシードライバーの方が見つけ、交番に届けてくれたというオチが付きました。 こんな感じで、携帯電話は今や生活に欠かせないツールになっているのは否定出来ない事実です。
さて、生活に欠かせない携帯電話を自分の治療生活に活かせないかな?と思って調べてみますと、スマートフォン向けのアプリにはさまざまなものがありました。ダイエット支援のもの、カロリー計算、心拍計など多種多様なものがありました。これらを治療生活の一助に使うのも良いかと思いましたが、通信料や使用料もかかりますのでくれぐれもご自分のお財布と相談の上で無理がない範囲でご活用ください。
透析患者や既往症のある方の場合、緊急時のためにご家族の番号や通院している病院や処方を受けている薬局などの電話番号を登録されているのではないでしょうか? 私の場合、これに加えて自分のスマートフォンのカメラで自分自身の透析条件と処方箋の薬品名を撮影して保存しています。 このアイデアは広島豪雨災害での体験を聞いたことから生まれました。 避難した先で、自分の処方されているお薬が書かれたお薬手帳を紛失した方が「処方箋を携帯電話のカメラで撮影しておけば良かったなぁ…、と思ったんですよ」と言ったことから、ものは試しで自分のスマートフォンで実践してみたのです。 結果、画素の良くなった携帯電話のカメラなら充分に判読できるため、他の方にもオススメしています。外出先などでも財布と携帯電話だけは持っていることが多いと思うので、このような画像という形で自分に必要な情報を持ち歩いておけば、緊急時にも手助けになるのでないでしょうか?
ちなみに携帯電話会社大手(NTT docomo、au、ソフトバンク)では窓口で障害者手帳を提示して申し込むと基本使用料の割引サービスが受けられます。こちらも覚えていて損はないと思います。
「とうせきくん」も災害時に役立ちます!
飲んでいる薬やダイアライザーの種類を基本データに入力しておくと、スマートフォン等で見ることができます。
まだ「とうせきくん」をご利用になっていない透析患者さん、登録したけど最近あまり利用していない方、この機会に是非ご活用ください!
透析と正しく向き合い、主体性を持って治療を続けるための「とうせきくん」
(血液透析を行っている方向けWebアプリケーション)
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