with Kidney プロジェクト

[ 新規会員登録(無料)] または [ ログイン ]

腎臓病(慢性腎臓病:CKD)・透析と正しく向き合い、知って、共感して、支え合って、自立する。
基礎知識やQ&Aコミュニティ、透析管理ツールやサポート情報など、元気に生活するためのすべてがここに。

新規会員登録(無料)

活性型ビタミンD製剤

別名:

略号:

骨の発育には複数の臓器が関わっていますが、腎臓はカルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。ビタミンDは腎臓で活性型になります。活性型ビタミンDは小腸の腸管からカルシウムとリンの吸収を増加させ、腎臓でカルシウムの再吸収を促進し、体内のカルシウムバランスを維持し、骨の石灰化を促進する作用があります。腎臓の機能が低下すると、腸管からのカルシウム吸収を促す活性型ビタミンDの産生が低下し、血中のカルシウムを補うために骨吸収が進み、骨量が減少します。したがってビタミンDは骨のビタミンとも言われ、ビタミンDの吸収や代謝に異常があると、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。小児ではくる病、成人では骨軟化症をおこします。

活性型ビタミンD製剤は、体内に入ってくるカルシウム量が不足しているときに、腸管からのカルシウム吸収を促進します。透析患者では、腎臓のビタミンDの活性化機能が喪失しており、それを補うために活性型ビタミンD製剤を使用します。使用するときは、血液のカルシウムやリンのバランスに応じて量を調整し、高カルシウム血症や高リン血症の合併に注意する必要があります。

関連記事

透析患者さんの検査

2013.04.01

文:じんラボスタッフ

病気の段階と治療

2013.04.01

文:じんラボスタッフ

関連用語

キーワード検索

50音で探す


アルファベットで探す

  • Z

透析ライフガイドブック「患者がつくった透析のほん」

→透析ライフガイドブック「患者がつくった透析のほん」 とは

この"ほん"をご希望の方

以下のボタンから申込フォームにお進みください。
【New!】個人の方向けにkindle(電子書籍)版をご用意しました。
冊子版をご希望の方はかかりつけの医療施設にお問合せください。


申込フォームに移動します


Amazonに移動します

この"ほん"を手にされた方

ご感想やご要望をお寄せください!!
続編の希望などもあれば教えてください。

じんラボを応援してください!