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【第5話】【最終回】透析20年を振り返って

2017.7.18

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透析50年も夢ではない昨今、医療の進歩は目覚ましいものがあり、私たち透析を受けるものにとっては昔のように「透析は死の宣告」という言葉は無くなりました。自己管理をしっかりして医師やスタッフのご尽力に感謝していくことによって、透析と上手く付き合い長生きすることは、誰もが信じて疑わない事実となりました。私は今年の5月でようやく透析歴20年を迎えましたが、同じ病院でも40年以上の方が結構いらっしゃいます。
そこでこの最終回で自己管理の面で私が行っていることを紹介することにより、一人でも多くの方に少しでも健康に長生きしていただくことができるものなら、嬉しい限りです。

血圧・ドライウェイトの管理、透析時間と血流量に分けてお話ししたいと思います。


血圧・ドライウェイトの管理

透析導入直後の私の血圧は、上は200をゆうに超えていました。そのような状態では、透析を終えた時でも頭痛はするし、気分は悪いしで、帰宅してもとても苦しい日が続きました。そこで主治医と話し合い、どうすれば血圧が下がるかを模索しました。結論としてはドライウェイトの適正化でした。どうしても余計に水分を摂ってしまい血圧が上昇するので、ドライウェイトを下げていきましょうということでした。
緊急で透析を導入した時に体重はかなり減らしていたのですが、最終的に透析前より10kgを徐々に落としました。減量中はなかなか反応がありませんでしたが、10kg減を達成にした途端、スーと血圧が下がり始めたのです。個人差はあるかと思いますが、血圧を下げるも上げるも一定のボーダーラインがあり、そこを境に変化が起こります。
それからは、しっかり食事をするのが前提ですが、自分である程度自由にドライウェイトを調節して、主治医には事後報告という形にしています。


透析時間と血流量

透析導入時は、皆さん透析時間は4時間、血流量は160〜180mL/min位ではないでしょうか。私もその通りでした。しかし透析についての知識が色々ついてくるにつれ、透析時間は5時間かそれ以上が良いのではないか、血流量も300とまではいわずとも、体に負荷がかからないのであれば200〜250mL/min程度まで上げてもよいのでは、と考え始めていました。
ちょうど透析導入から10年目、現在のM病院に初めての転院をすることになった際、初めが肝心と、新しい主治医に透析時間を5時間で、とお願いしました。すると「この病院の透析室は、基本5時間です。」と言われ嬉しい思いになりました。それまで4時間の時には透析中によくこむら返りになりましたが、5時間透析になってからはほとんど無くなりました。
それから1年が経過し「6時間透析、血流量は250mL/min以上に」と書かれた全腎協の冊子を読み、私も「6時間、250mL/minという長時間透析をしてみたい」と主治医とスタッフに話したところ、M病院の最終時間の22時30分までであれば、6時間OKとなりました。血流量に関しても、私は体重が46kgしかありませんが「出来るのであればやりましょう」と主治医から言っていただき、それから9年間、週3回、6時間、血流量250mL/minで透析を行っています。

なんとか20年目に突入し、これから先何が起きるかわかりませんが、自己管理をしっかり行い、先生・スタッフの皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、30年を目指して頑張っていきたいと思います。

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オガタ トオル

オガタ トオル

透析歴19年になります。
普段はサラリーマンをしながら、月、木、土の夕方から6時間の透析を受けています。
透析を始めてからボケ防止のためにピアノを始めて13年(バイエル終了)。
少し間をおいて、ボーカル始めて3年目です。
仕事以外に気分転換を、と好きな音楽を続けています。
家族は、家内と娘の3人です。
娘が2歳の時に透析を導入となりましたが、来年就職です。
昨年娘が運転免許を取得したので、30年近くのレンタカー生活に終止符を打ち、娘名義で車を購入します。家に車がきます。わくわくしています。
透析でつい億劫になってしまう旅行にも、久々に行こうかと思っています。