腹膜透析
別名:
略号:PD
自分のおなかの腹膜を透析膜として使う治療です。自宅や職場など、社会生活の中で行う在宅療法です。血液透析に比べ身体への負担が少ない方法です。
おなかの中には腹膜という臓器を包んでいる組織膜があります。この膜に包まれている空間を腹腔と言います。この空間に浸透圧が高い透析液を一定時間貯留すると、腹膜の毛細血管から、浸透圧と拡散という原理で透析液に水分、電解質、尿毒素が移動します。それらを含んだ透析液を体の外に出して血液を浄化します。
腹膜透析には、24時間連続した透析で身体に負担が少ないCAPD(連続携行式腹膜透析)と、機械を使って、夜間就寝中に自宅で自動的に透析を行うAPD(自動腹膜透析)があります。