腎生検
別名:
略号:
背中から細い針を腎臓に刺し腎臓の組織の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べて評価を行う検査です。全身麻酔で手術をして腹を切開して、腎臓の一部を採取する方法もあります。
この検査はすでに他の検査で腎臓病と診断されている場合です。検尿や血液検査、腎臓の機能検査、レントゲン検査によって腎臓のことはある程度わかりますが、腎生検でより正確な診断を下し、適切な治療法を決定するために行われます。
腎臓には心臓から送り出される血液が大量に流れ込むため、腎臓に針を刺す腎生検は出血の危険性があります。腎臓専門医により行われますが、検査による合併症がおこる可能性があるため、患者さんの同意を必要とする検査です。
針を刺す前は局所麻酔が行なわれ、超音波装置でみながら腎臓の位置や大きさを確認しながら組織を採取します。採取した組織は、通常の顕微鏡だけではなく電子顕微鏡でも観察します。