血漿
別名:
略号:
血液から細胞成分を除いたものを血漿と言います。血清と同一視されがちですが、同じものではありません。血漿から線維素原と凝固因子を(凝固によって)除いたものが血清です。検査項目により、血清を使った方がよいものと、血漿を使った方が良いものがあります。
血漿とは血清とフィブリノゲンから成る、血液の約55%を占める黄色みをおびた液状成分です。水分のほか、蛋白質・糖質・脂質・無機塩類・代謝物質など多くの有機成分を含み、物質の輸送・ガス交換・血液凝固・免疫に関与するほか、浸透圧や水素イオン濃度の調節などによって内部環境を整えるのに重要な役割を果たします。