尿酸
別名:
略号:UA
尿酸はプリン体が代謝されてできる物質で、腎臓から排泄されるため、腎臓の機能が低下して排泄が低下すると血中濃度は上昇します。多くは尿中に排泄されますが、排泄されずに血中に異常に溜まると高尿酸血症と診断されます。
高尿酸血症が続くと、関節内に尿酸の結晶(尿酸塩)が溜まり通風と言われる関節炎を引き起こします。高尿酸血症は関節炎を引き起こすだけでなく、尿酸塩が腎臓の組織に蓄積して腎臓の機能の低下(通風腎)も引き起こします。尿酸によって尿細管や間質に異常が起きる場合も通風腎と診断されます。メタボリックシンドロームと診断された人は、通風や通風腎になりやすいので注意が必要です。