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透析中の私の相棒

2016.10.13

文:所長

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私の透析歴も今年の2月9日より30年目に入りました。
振り返ってみれば、私の「透析の相棒」とも言えるものも時代と共に移り変わってきました。
その中でも一番大きな変化はやはりインターネット環境でしょうか。
現在ではWi-Fi完備の透析施設も増えてきていますね。


さて、ちょっと昔を振り返ってみます。
透析室に備え付けのテレビを観るのは今でも定番ですが、必ずしも透析時間中に観たい番組をやっているとは限らないので、20年以上前は「8mmビデオウォークマン」というものを持参していました。

好きな番組を8mmビデオに録画しておき、透析中に観ていたのです。テレビもこれで観ていました。
その後は「テレビチューナー付きのDVDプレーヤー」。用途は同じです。
40代後半以降の方には懐かしの、若い方には幻の家電かもしれませんね。

当時通っていたクリニックでは、2〜3人に1台の感じでテレビが天井から吊るされていました。
後発でそのクリニックに通い始めた私は、当然のことながらチャンネルを変える勇気などなく、ビデオウォークマンを使用していたのです。

そんなある日、隣のベッドのおじさんが豪快に寝ていたので、魔がさしたのかその時たまたま観たい番組があった私は何気なくチャンネルを変えました。すると即座に目を覚ましたおじさんに烈火のごとく激怒され、チャンネルを戻されてしまったことがありました…。
その時に改めて「ここでは絶対にこのテレビは観ない!」と誓ったのでした。


時は過ぎ、今は「iPad」と「iPhone」を持ちこんでいます。
iPadで動画を見たり、音楽を聴いたり、メールをしたり、SNS(フェイスブックやツイッター)をやったり、電子書籍で本を読んだりなどと多様な使い方ができるので、もうすっかり手放せない相棒となっています。

そして、通常iPadは指先でタッチして操作しますが、私は「タッチペン(タッチぺネルに押し当てて使うペン型の入力機器)」を併用しています。これも小さな相棒と言ってもいいかしれません。

ご参考までに、私が透析中にアクセスするサイトは、「amazonプライム・ビデオ外部サイトへ」と「amazon Prime music外部サイトへ」です。皆さんの中にも利用されている方は多いのではないでしょうか。
これらはamazonのプライム会員外部サイトへであれば使えるサービスです。3,900円(税込)の年会費で利用でき、かなりお得感があります。

もちろん、透析中だけではなく仕事のBGMに使ったり、昼休みに昔のテレビ番組を観たりと重宝しています。


私は現在5時間透析をしていますが、透析中のテーマは「リラックス」です。
透析中に寝てしまう方も多くいらっしゃると思いますが、私は寝ると血圧が下がる傾向にあるので、極力眠らないようにしています。

そのうえ仕事からすぐに透析に入るということと、長い年月で習慣になっているはずの穿刺をはじめとしたルーティーンにはどうしても緊張してしまい、なかなかリラックスできません。
これだけ長く通院しているのに、その緊張や、神経質な性分は変わりません。

それでも一旦透析が始まったらその5時間を、できるだけ気持ちを楽にストレスを少なくして受けたいと思っています。
せっかく透析で血液を浄化しているのですから、気持ちもすっきりさせるよう「心の透析」のつもりで「リラックスの時間」と捉えて過ごすことを心がけています。
といっても、なかなかそう理屈通りには行かず、どうしても仕事のことを考えてしまいますが。


いずれにしても透析患者にとって透析時間をどう過ごすかは永遠のテーマですね。

短くはない透析時間、皆さんも色々考えて自分らしい過ごし方を工夫されていると思います。
「私はこんな過ごし方をしていますよ〜♪」等、ぜひ「しゃべルーム」(トピック作成には会員登録(無料)が必要です。)で教えてくださいね。

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所長

所長
一般社団法人ペイシェントフッド代表理事。社会福祉士。透析歴31年。
14年間勤めた一般企業を退職後、福祉職を経て、2010年9月に株式会社を設立し、2018年4月からは一般社団法人ペイシェントフッドに法人格を変更。
長い年月にわたり「治療を受ける」という「受け身の立場」で医療と関わってきましたが、腎臓病を経て、透析を受ける当事者として、その経験・想いを「腎臓病・透析に関わるすべての人の幸せのために」役立てられないかと一念発起し、起業しました。
「じんラボ」はみなさんと一緒につくりあげていくコミュニティです。
「ひとり一人の「生きる力」が、医療を支える、希望ある社会」の実現に皆さんと共に歩んでまいります!どうぞよろしくお願いします!

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