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【第10回】透析患者必見! 他の患者さんはどうしている?
「検査結果の管理」に関するあれこれ調査

2018.1.9

文:じんラボスタッフ

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実施概要

調査目的

ほとんどの透析患者さんは、合併症の早期発見などのさまざまな目的で定期的に検査を行っていることでしょう。
この検査の結果からは「透析がうまくいっているか」「食事療法などの自己管理で水分や塩分のコントロールができているか」「基礎体重が適正か」「健康(栄養や筋肉量)の状態」などを知ることができ、医療者はもちろん患者自身にとっても非常に重要な情報が集約されています。

そこで、この「検査結果の管理」に対する考え方やその方法などの調査を行いました。

調査方法WEBアンケート
調査エリア全国
調査対象透析患者 男女年齢不問
調査期間2017年6月30日(金)〜7月7日(金)
有効回答数83名

調査対象詳細

性別
男性 52 62.7%
女性 31 37.3%
年代
〜30代 10 12.0%
40代 34 41.0%
50代 23 27.7%
60代 15 18.1%
70代 1 1.2%
透析歴
1年未満 5 6.0%
1〜2年 13 15.7%
3〜5年 17 20.5%
6〜10年 16 19.3%
11〜20年 17 20.5%
21〜30年 11 13.2%
31年以上 4 4.8%

(Q1)定期的に行う採血やレントゲン検査結果を確認していますか(n=83)

1 全項目を確認している 58 (69.9%)
2 気になる項目だけ確認している 22 (26.5%)
3 ほとんど見ていない 1 (1.2%)
4 検査結果を病院から渡されない(伝えられない) 2 (2.4%)

(Q2)検査結果の自己管理(記録)の必要性についてどう考えていますか(n=83)

1 必要だから記録している 58 (69.9%)
2 必要とあまり感じないが
とりあえず記録している
5 (6.0%)
3 必要と感じているが
記録していない
20 (24.1%)
4 必要がないので記録していない 0 (0.0%)

(Q3)検査結果をどのように管理していますか(n=83)

1 自己管理ノートなどに
記録している
27 (32.5%)
2 自己管理用のアプリや
エクセル、Web管理ツールに
記録している
26 (31.3%)
3 通院施設のWebカルテで
管理され自由に
閲覧できる
3 (3.6%)
4 自分ではせずに家族に記録・
管理してもらっている
2 (2.4%)
5 特に何もしていない 11 (13.3%)
6 その他 14 (16.9%)

(Q4)自己管理をする、またはしようと思う目的をお答えください(n=83:複数回答、回答数=255)

1 自分の体調を把握するため 70
2 食事・運動などの生活習慣の管理 57
3 合併症や腎臓以外の疾患の発見 39
4 合併症の防止 37
5 病気の進行を確認するため 27
6 医療機関と共有して治療に役立てるため 17
7 医療者に勧められたから 2
8 特に目的はなく管理もしていない 2
9 なんとなく 0
10 その他 4

(Q5)検査結果を管理していない理由をお答えください(n=25:複数回答、回答数=30)
※Q3で「特に何もしていない」「その他」と回答した方が対象

1 面倒だから 10
2 管理は病院に任せているから 6
3 管理しても体調へどう影響するかが分からない 4
4 検査項目が何を表しているか分からない 2
5 検査結果の見方が分からない 2
6 忘れてしまう 2
7 管理方法が分からない 1
8 その他 3

(Q6)どんな機能やサービスがあったら、検査結果の管理ツールを利用しようと思いますか(n=83:複数回答、回答数=226)

1 パソコンやスマホ、タブレットから自分で入力・閲覧ができる 42
2 過去の検査結果も蓄積し、グラフ表示される 41
3 検査結果を元に透析がうまくいっているか判定表示される 32
4 災害時にも利用できる情報管理の体制が整っている 21
5 検査項目が何を表しているか分かりやすく表示される 18
6 処方されている薬の量や効能の一覧を閲覧できる 16
7 検査結果を元に運動や食事等のアドバイスが表示される 15
8 検査結果を自動入力または代行入力してくれる 13
9 臨時透析に必要なデータ(透析条件)を閲覧・印刷できる 9
10 検査結果を元に管理栄養士に栄養相談できたり指導が受けられる 8
11 検査結果を元に専門医によるWeb上やメールで相談できる 7
12 管理はネットワークやアプリではなく、ノートなどの紙媒体がいい 1
13 どんな機能やサービスがあっても利用する予定はない 1
14 その他 2

約7割が検査結果の管理・記録が出来ている

検査結果の確認はしても、管理まではできていない方が実は半数以上いるのではと予想していましたが、それは良い方に裏切られ約7割もの方がしっかりと管理・記録していました。じんラボをご覧の方々は比較的意識が高い方が多いであろうことを踏まえても、この結果は喜ばしいことです。
反対に、必要性を感じながらも煩わしさなどの理由から管理できていない方は2割以上いました。検査項目の意味や見方、体調への影響が分からないといった方が半数近くでした。


検査結果は自己管理の通信簿

検査結果は、適切な治療を施すために必要なものであると同時に、自分の身体に起こっていることを患者自身が知るために必要かつ重要な情報です。

食事療法などの自己管理で、リンやカリウム等のコントロールができているかは血液検査で一目瞭然ですから、まるで自己管理の通信簿ですね。
その結果の良し悪しで過剰に一喜一憂する必要はありませんが、腎不全という慢性疾患を抱えて生きていくためには、常に自分の体調を把握しておくことが必須です。かつ、患者自身が検査結果を管理・記録し、経過を観察することで、合併症の防止や早期発見やQOL(生活の質)の向上に繋がります。

自動で保管された検査データを、いつでもどこでも自由に確認できる環境が当たり前になることは私たちの願いです。管理の煩わしさから解放された分、患者は病気と向き合い、検査項目の意味や見方を学び、自己管理に努めたいものですね。

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